細越麟太郎 MOVIE DIARY

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●『88ミニッツ』での切迫するリアルタイム・サスペンス

2008年03月06日 | Weblog
●3月4日(火)13-00 東銀座<シネマート試写室>
M-029 『88ミニッツ』88 minutes (2007) equity pictures 米
監督/ジョン・アヴネット 主演/アル・パチーノ ★★★☆☆
9年前に逮捕した連続女性虐待殺人犯の死刑が執行される日。
獄中の犯人から、当時逮捕したFBI異常犯罪分析員アル・パチーノに、また殺人予告の電話が来る。
しかも今回のターゲットは、彼であった。
シアトルの大学で犯罪心理の教鞭もとる彼は、地元警察とも連携して、この模倣犯の脅迫に対応する。
しかし、予告の白昼88分のタイム・リミットは刻々と迫る。
待ったなしの殺意が迫るなか、パチーノは携帯電話を駆使して身近に潜む凶悪犯をしぼって行く。
テンポの早い展開で、サスペンスは否応なく盛り上がるのだが、特定されている登場人物の範囲では、すぐにホシは見当がつく。
ま、その模倣犯の殺意が『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター・マニアほどではないが、パチーノの目の演技で一気に見せる。

●3月22日より、銀座シネパトスなどで緊急公開。