●6月22日(火)13-00 内幸町<ワーナーブラザース試写室>
M-074『最後の忠臣蔵』<2010>角川映画
監督/杉田成道 主演/役所広司 ★★★☆☆☆
ごぞんじ忠臣蔵。池宮彰一郎原作、赤穂浪士の意外な秘話である。
あの四十七士の討ち入りには、特命を受けたふたりのサムライがいた。
当時、大石内蔵助には隠し子がいて、その養女を育てることを命じられた瀬尾は、討ち入り前日に姿を消した。
あれから16年の時が流れ、その美しく育った娘が晴れて呉服問屋に嫁ぐ日、赤穂浪士の真実を遺族に伝える命を受けていたもうひとりの朋友が偶然再会する。
ワーナーブラザース映画日本代表のウィリアム・アザートンが製作しているだけに、四季の変化や日本の風土の美しさには細心の美意識が見られる作風は、好感が持てる。
しかし一貫した静寂したドラマも、任務を遂行したサムライには、最期の激しい決着が待っていた。
「わたしはサムライですからね」と呟く瀬尾の表情が複雑だった。
この決断を美とするか、どう受け止めるかで、この作品の評価は分かれるだろう。
わたしは任侠道映画には共感するので、その覚悟はできていた。
●強いレフトライナーが意外に延びてフェンスまで届くツーベース。
●12月18日より、丸の内ピカデリーなどでお正月ロードショー
M-074『最後の忠臣蔵』<2010>角川映画
監督/杉田成道 主演/役所広司 ★★★☆☆☆
ごぞんじ忠臣蔵。池宮彰一郎原作、赤穂浪士の意外な秘話である。
あの四十七士の討ち入りには、特命を受けたふたりのサムライがいた。
当時、大石内蔵助には隠し子がいて、その養女を育てることを命じられた瀬尾は、討ち入り前日に姿を消した。
あれから16年の時が流れ、その美しく育った娘が晴れて呉服問屋に嫁ぐ日、赤穂浪士の真実を遺族に伝える命を受けていたもうひとりの朋友が偶然再会する。
ワーナーブラザース映画日本代表のウィリアム・アザートンが製作しているだけに、四季の変化や日本の風土の美しさには細心の美意識が見られる作風は、好感が持てる。
しかし一貫した静寂したドラマも、任務を遂行したサムライには、最期の激しい決着が待っていた。
「わたしはサムライですからね」と呟く瀬尾の表情が複雑だった。
この決断を美とするか、どう受け止めるかで、この作品の評価は分かれるだろう。
わたしは任侠道映画には共感するので、その覚悟はできていた。
●強いレフトライナーが意外に延びてフェンスまで届くツーベース。
●12月18日より、丸の内ピカデリーなどでお正月ロードショー