●11月17日(水)10-00 目黒<ソニーPCL試写室>
Mー141『フード・インク』Food Inc. {2008) participant media. 米
監督/ロバート・ケナー <ドキュメンタリー> ★★★☆☆
アメリカのファスト・フード・システムや、大量消費店舗の拡大流通構造の功罪を示唆した作品。
あくまで客観的な視点で、大きな問題点を紹介しているのは、知的で好感が持てる。
「エリン・ブロコヴィッチ」や「シビル・アクション」のようなドラマティックな摘発姿勢はなく、判断は見る側の良識だ。
ただ、このような食文化の危機は、われわれ日本人は、生来日常的に気をつけていることが多いので、サプライズは少ない。
これはひとつの問題提起として、毎日の食事に気をつけるワーニングなのだと、解釈すべきだろう。
その警戒や対応は、それぞれの認識が決めることだ。
「食費よりも医療費に金のかかる人生は異常だ’。」おっしゃる通りである。
●M-142『ありあまるごちそう」We Feed the World (2005) filminstifit. オーストリア
監督/エルヴィン・ヴァーゲンホーファー <ドキュメンタリー> ★★★☆
「フード・インク」と続けて見た<食の社会見学>シリーズ。
こちらはヨーロッパの食文化と、その格差の歪みを見せてくれる。
毎日のように捨てられる大量のパンや、殺される大量のチキン。
それなのに食物不足で飢餓で死亡するアフリカの子供たち。
アメリカの過食に対して、こちらはヨーロッパの食の流通格差。それは政治や気候の問題だけではないようだ。
基本的な小国で自給自足してきた日本は幸運だろうが、実態は輸入大国でもある。
まだ食にありつけるだけ、幸運なわれわれの環境に感謝しつつ、考えさせられる問題は多い。
■ゴロでセンターへ抜けるシングルヒット2本。
●2011年、1月から、渋谷イメージ・フォーラムで順次公開。
Mー141『フード・インク』Food Inc. {2008) participant media. 米
監督/ロバート・ケナー <ドキュメンタリー> ★★★☆☆
アメリカのファスト・フード・システムや、大量消費店舗の拡大流通構造の功罪を示唆した作品。
あくまで客観的な視点で、大きな問題点を紹介しているのは、知的で好感が持てる。
「エリン・ブロコヴィッチ」や「シビル・アクション」のようなドラマティックな摘発姿勢はなく、判断は見る側の良識だ。
ただ、このような食文化の危機は、われわれ日本人は、生来日常的に気をつけていることが多いので、サプライズは少ない。
これはひとつの問題提起として、毎日の食事に気をつけるワーニングなのだと、解釈すべきだろう。
その警戒や対応は、それぞれの認識が決めることだ。
「食費よりも医療費に金のかかる人生は異常だ’。」おっしゃる通りである。
●M-142『ありあまるごちそう」We Feed the World (2005) filminstifit. オーストリア
監督/エルヴィン・ヴァーゲンホーファー <ドキュメンタリー> ★★★☆
「フード・インク」と続けて見た<食の社会見学>シリーズ。
こちらはヨーロッパの食文化と、その格差の歪みを見せてくれる。
毎日のように捨てられる大量のパンや、殺される大量のチキン。
それなのに食物不足で飢餓で死亡するアフリカの子供たち。
アメリカの過食に対して、こちらはヨーロッパの食の流通格差。それは政治や気候の問題だけではないようだ。
基本的な小国で自給自足してきた日本は幸運だろうが、実態は輸入大国でもある。
まだ食にありつけるだけ、幸運なわれわれの環境に感謝しつつ、考えさせられる問題は多い。
■ゴロでセンターへ抜けるシングルヒット2本。
●2011年、1月から、渋谷イメージ・フォーラムで順次公開。