●4月9日(月)13−00 目黒<ウォルト・ディズニー映画試写室>
M−043『ザ・マペッツ』The Muppets (2011) walt disney pro.
監督/ジェームズ・ボビン 客演/ジャック・ブラック他 <102分> ★★★☆
あの懐かしい「セサミ・ストリート」で人気だったカーミット蛙などが、ミュージカルで甦った。
なにしろあの時代、70年代に子育てに忙殺されていた時代の人間には、まさに「旧友」のマペッツたち。
それが、いまのCG技術で、ワイヤーもなく、実に自然に人間とお芝居をする。
テレビが電気紙芝居だった時代の彼らが、失われて行くハリウッドの大劇場を救いに戻って来た。
話は「バンドワゴン」のように、往年のスターのカムバック。
それをミュージカル仕立てに作っているので、あああ、とにかく懐かしい。
ミス・ピギーとカーミットのラブストーリーはベースになっているが、テーマは「リベンジ「と「絆」。
ことしのアカデミー歌曲賞受賞の「マン・オア・マペット」が、まさに泣かせるテーマソングだ。
マペットを操っているのは人間なのか。人間がマペットに操られているのか。
見ていると、確実にわれわれが、マペットに操られていたのが実感する。
お子さんは驚喜、両親は、いや祖父母はホロリ。
悪役のクリス・クーパーもういいが、ジャック・ブラック、ウーピー・ゴールドバーグのカメオも嬉しい。
ちょっと、ほろ苦くも懐かしいミュージカルだった。
■バントのポーズからバスターヒットはセカンドオーバー。
●5月19日から、全国ロードショー