●5月のニコタマ・サンセット傑作座<自宅>上映ベストテン
(近所にオープンしたシネコン・109シネマズ二子玉川に対抗してヘソ曲がり選出)
*1・『歩道の終わるところ』50(オットー・プレミンジャー)ダナ・アンドリュース DVD
容疑者を尋問中に、間違って殺してしまった鬼刑事は、その死体をイーストリバーに捨てるが、自責の念に悩み、自らギャングの組織に自殺行為の突入をする。ノワール秀作。
*2・『スタンド・バイ・ミー』86(ロブ・ライナー)ジョン・キューザック、キーファー・サザーランド VHS
スティーブン・キングが少年時代の<ハックル・ベリー>のような冒険の日々を書いた原作から、非常に情感の深い青春ミステリーにしたライナー監督の最高傑作。
*3・『セコンド』56(ジョン・フランケンハイマー)ロック・ハドソン DVD
老いを悩んだ男は、自分の青春をやり直すつもりで秘密組織の特殊な整形手術を受けて、第二の人生を送るが、心の悩みは前のまま引きずり悲劇になるという転生ミステリー。
*4・『再会のとき』88(ローレンス・カスダン)ケヴィン・クライン DVD
40才の若さで自殺した仲間の葬式に集まったクラスメイトたちは、それぞれの人生が挫折だらけで嘆かわしいことを愚痴りながら、それでも未来に前向きに生きようとする皮肉。
*5・『邂逅』39(レオ・マッケリー)シャルル・ボワイエ DVD
それぞれの相手があった二人が旅先で恋に落ちて、半年後に再会しようとしたが、奇跡は二度は起きなかったという、あの「めぐり逢い」のオリジナル作品、さすがの風格。
*6・『悪人と美女』52(ビンセント・ミネリ)カーク・ダグラス VHS
*7・『ドライブ!』11(ニコラス・ウインディング・レヴン)ライアン・ゴズリング DVD
*8・『おかしな二人』68(ジーン・サクス)ジャック・レモン DVD
*9・『鬼火』63(ルイ・マル)モーリス・ロネ DVD
*10・『フレンジー』72(アルフレッド・ヒッチコック)DVD
●その他に見た傑作
★『アントニー・ジマー』05・ソフィー・マルソー
★『イン&アウト』98・フランク・オズ
★『ザ・ラットパック』98・ロブ・コーエン
★『恐怖省』44・フリッツ・ラング
★『シャイン・ア・ライト』07・マーティン・スコセッシ・・・・などでした。