細越麟太郎 MOVIE DIARY

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●やはり甦った恐竜たちの脅威が、7月の試写ベストでした。

2015年08月10日 | Weblog

7月に見た試写ベスト5

 

*1『ジュラシック・ワールド』制作・スティーブン・スピルバーグ 主演・クリス・ブラッド ★★★★

   たしかに恐竜の数も増えたし、凶暴さもエスカレートしたが、この作品のテーマは恐竜復活よりも、アミューズメント底上げの愚かしさと群衆心理の軽薄さ。

 

*2『顔のないヒトラーたち』監督・ジュリオ・リッチャレッリ 主演・アレキサンダー・フェーリング ★★★☆☆☆

   ナチスの残党が、まだ市民生活のなかで棲息しているという実態を、まるで探偵映画の感覚で追求する若き捜査官は、知らなかった過去の蛮行に震える。

 

*3『ヴィンセントが教えてくれたこと』監督・セオドア・メルフィ 主演・ビル・マーレイ ★★★☆☆

   グウタラで口煩い年金老人が、隣の孤独な少年に、男というものの生き方と勇気を、身をもってハードに教え込むという、まるで西部劇のような爽快感。

 

*4『岸辺の旅』監督・黒沢年男 主演・深津絵里 ★★★☆☆

   3年前から家を出ていた夫が突然帰ってきたが、彼は死人だった。遺された妻は夫に誘われるままに、彼の過去の心の旅路に同行して行くという癒しのファンタジー。

 

*5『Dearダニー』監督・ダン・フォーゲルマン 主演・アル・パチーノ ★★★☆☆

   中年のポップスシンガーの手元に、昔のジョン・レノンからの手紙が遅配されたのをきっかけに、彼はマンネリな自分のライフ・スタイルを変えることにした。

 

*他に見た印象的な新作は

『ミニオンズ』ピエール・コフィン

『キングスマン』コリン・ファース

『EDEN・エデン』ミア=ハンセン・ラヴ

『過ぐる日のやまねこ』鶴岡彗子

『しあわせのまわり道』イサベル・コイシェ・・・などでした。