●5月9日(木)13−00 飯田橋<角川映画試写室>
M−035『スノー・ロワイヤル』"Snow Royale" (2018)Studio Canal, Paradox Films, Mas Productions
監督・ハンス・ペテル・モランド 主演・リーアム・ニースン、トム・ベイトマン <119分・シネマスコープ>配給・角川映画
アラスカのキーホーというのは、雪の深い厳寒の町なのだが、そこの除雪作業員のリーアム・ニースンは、除雪作業員として模範市民賞を受賞したマジメおじさん。
ま、森林警備員のような、その地域の管理員として生まれてから、この町にいる。
ところが人違いで、大切なひとり息子が事件に巻き込まれて死亡してしまった。
いつもはクールなリーアムだが、これにはさすがに琴線もキレてしまい、警察力では当てにならないので、とうとう単身で復讐の鬼となって麻薬組織を追いつめて行く。
アラスカの警察署長のトム・セレック主演の、あのロバート・B・パーカー原作の<ジェシー・ストーン・シリーズ>に似ているが、あれをリーアムが演じたような作品だ。
タランティーノの名作『ファーゴ』に似たような背景で、いかにも寒々とした風景での殺人事件捜査ミステリーなので、その豪雪下での捜査や銃撃はユニークだが、前例にはさすがに及ばないのは、キャスティングの軽さもあるようで、残念。
●6月7日より、全国ロードショー