細越麟太郎 MOVIE DIARY

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●8月のニコタマ・サンセット傑作座は、やはりクールな絶品ノワール大会。

2019年09月13日 | Weblog

8月のニコタマ・サンセット傑作座・上映ベスト。

 

*1・『過去を逃れて』47(ジャック・ターナー)ロバート・ミッチャム・DVD

   過失のトラブルを避けて、田舎のスタンドで仕事をしていた男に、またしても執拗にあの時の組織が、清算の重圧を架けて来るノワール秀作。

 

*2・『ミルドレッド』96(ニック・カサベテス)ジナ・ローランズ・DVD

   田舎で暮らす未亡人に、健気な息子夫婦がサンフランシスコの高層マンションを用意するが、老嬢はひとりで海外に旅に出て行く・・感動作。

 

*3・『42番街』33(ロイド・ベイコン)ディック・パウエル・LD

   最近ブロードウェイで再演されたステージが、記録映画として公開されるが、やはりオリジナル・ミュージカルのパワーとイメージの斬新さに驚く。

 

*4・『明日の記憶』06(堤 幸彦)渡辺 謙・TV映画VHS

   一流企業で管理職で日々奮迅している中年サラリーマンが、ちょっとしたド忘れから、自分がボケの急性健忘症になっていく恐怖で、遠のく日常。

 

*5・『最高の人生の見つけ方』07(ロブ・ライナー)ジャック・ニコルソン・DVD

   不治の大病で入院していた白人重役が、黒人老人との同部屋のベッドとなるが意気投合して、世界の冒険アドヴェンチャーに挑戦して終焉を飾る。

 

*その他には、ナイター観戦に飽きてしまって、『地獄の埠頭』『消された証人』『吹き荒ぶ風』『仕組まれた罠』『ギルダ』『国務省の密使』『危険な場所で』など、・・・やっぱり、ノワールだ。