●9月28日(金)京橋<メディア・ボックス試写室>
M-120 『ここに幸あり』Jardins en Automne (2006)
監督・オタール・イオセリアーニ 主演・セブラン・ブランシェ ★★★☆☆
アフリカの小国大使だったセブランは、ある日、なぜか大臣を首になった。
パリのアパートは追い出され、田舎の農家には不法滞在の外国人が大勢住んでいた。
カミさんは恋人と逃げ、おふくろさんには追い出される。
晴天の霹靂とはこのことで、晴天の放浪を強いられた中年男の悲劇である。
しかし、グルジア出身の監督は、大陸的な楽天主義で一気に茶化してしまう。
この逆境の明るさは、あくまでジャック・タチ感覚の裏焼きで、したたかなブラック・ジョークだ。
騒々しいドタバタ・コメディのも独特の風刺があり、乱雑なカリカチュアも重さがある。
あまり面白がれないのは、わたしの心の狭さなのか。???
M-120 『ここに幸あり』Jardins en Automne (2006)
監督・オタール・イオセリアーニ 主演・セブラン・ブランシェ ★★★☆☆
アフリカの小国大使だったセブランは、ある日、なぜか大臣を首になった。
パリのアパートは追い出され、田舎の農家には不法滞在の外国人が大勢住んでいた。
カミさんは恋人と逃げ、おふくろさんには追い出される。
晴天の霹靂とはこのことで、晴天の放浪を強いられた中年男の悲劇である。
しかし、グルジア出身の監督は、大陸的な楽天主義で一気に茶化してしまう。
この逆境の明るさは、あくまでジャック・タチ感覚の裏焼きで、したたかなブラック・ジョークだ。
騒々しいドタバタ・コメディのも独特の風刺があり、乱雑なカリカチュアも重さがある。
あまり面白がれないのは、わたしの心の狭さなのか。???