●6月29日(火)13-00 六本木<FOX試写室>
M-076 『ジェニファーズ・ボディ』Jennifer's Body (2010) fox atomic
監督/カリン・クサマ 主演/ミーガン・フォックス ★★☆☆☆
アメリカ中西部の学園の美女ジェニファーが、どうやらヴァンパイアのようなのはいいが、この田舎町の怪談を描くにはヒロインをひとりに絞るべきだった。
あの傑作「JUNO/ジュノ」のディアブロ・コディのシナリオは、その友人の視線で書かれているのに、監督の余計な判断で、その親友のウェイトが多くなり、映画として煩雑なスリラーになったのが残念。
結局は、「ワイルド・シング」のような、女子学生の異常な高揚した心理状態が「トワイライト」をもっと悪趣味にしたような青春地獄映画にしてしまった。
殺しのシーンでのアイデア・ショットもあるものの、あまり有効ではなく、過剰な殺害シーンと派手なロックンロールは、やりすぎると醜悪になる。
殺した男の内蔵は食べるわ、汚物を口から吐くわ、これってやっぱりジェニファーはウルフではなく、ゾンビだったのかナ・・・。
制作のアイヴァン・ライトマンも、きっと女性スタッフ陣の勢いの悪どさに、発言を控えて、やる気をなくしたのだろう。
■当たりは悪くないが、ショート正面の凡打。
●7月30日より、TOHOシネマズ みゆき座などでロードショー
M-076 『ジェニファーズ・ボディ』Jennifer's Body (2010) fox atomic
監督/カリン・クサマ 主演/ミーガン・フォックス ★★☆☆☆
アメリカ中西部の学園の美女ジェニファーが、どうやらヴァンパイアのようなのはいいが、この田舎町の怪談を描くにはヒロインをひとりに絞るべきだった。
あの傑作「JUNO/ジュノ」のディアブロ・コディのシナリオは、その友人の視線で書かれているのに、監督の余計な判断で、その親友のウェイトが多くなり、映画として煩雑なスリラーになったのが残念。
結局は、「ワイルド・シング」のような、女子学生の異常な高揚した心理状態が「トワイライト」をもっと悪趣味にしたような青春地獄映画にしてしまった。
殺しのシーンでのアイデア・ショットもあるものの、あまり有効ではなく、過剰な殺害シーンと派手なロックンロールは、やりすぎると醜悪になる。
殺した男の内蔵は食べるわ、汚物を口から吐くわ、これってやっぱりジェニファーはウルフではなく、ゾンビだったのかナ・・・。
制作のアイヴァン・ライトマンも、きっと女性スタッフ陣の勢いの悪どさに、発言を控えて、やる気をなくしたのだろう。
■当たりは悪くないが、ショート正面の凡打。
●7月30日より、TOHOシネマズ みゆき座などでロードショー