●2月2日(水)19-30 二子玉川サンセット傑作座
OV-010『六番目の男』"Backlash" (1955) Universal International Studio, Mermaid Film. 84分・スタンダード・サイズ・
監督・ジョン・スタージェス 主演・リチャード・ウイドマーク、ドナ・リード <マーメイド・ビデオ>
いまや<ウェスターン>という映画のジャンルも消滅したか、わが青春時代の<切望のメインストリーム>というた、<西部劇>は古典になったのか。
これもまた見損なっていて、探し求めていた<ハイエナ俳優>ウィドマークの幻のミステリー・ウェスターンで、今回、オーダーによる特注DVDでやっと見れた。
西部劇全盛の50年代に量産されていた一作だが、ウィドマークとしては「ワーロック」での、珍しく善玉シェリフ役のイメージがあったのか、すぐに消えた一作。
駅馬車がインディアンの襲撃を受けて、5人の白人が殺されたが、その中に6万ドルの金塊を持った窃盗犯がいて、保安官のウィドマークが捜索にあたった。
しかし4人の死体は判明したのだが、もうひとりの男が行方不明で、その金塊も消えていたので、保安官はその窃盗犯を捜索するのだが、それは実の父親だった。
という、まさにミステリーとしては、現代劇として作るべきテーマを、「OK牧場の決闘」のスタージェス監督が「日本人の勲章」と同時期に監督したという異色。
これも店頭などでも、中古品でも見つからなかった異色作で、<ウィドマーク・フリーク>を自認している当方としては、<七番目の男>として探していた作品だ。
やはりストーリーが殺人犯の捜索なので、現代劇にした方が、街や車両を使ってムードが出るだろうが、白昼の荒野を馬で捜索というのはジョン・ウェインの「捜索者」に負ける。
とはいえ、「地上より永遠に」でオスカー受賞のドナ・リードも、同様に行方不明のダンナを探していて、この<二人の捜索者>のミステリー・ツアーが展開。
かなりモダーンなクライム・ストーリーがテーマなので、わざわざウェスターンにする必要はなかったのだろうが、当時はウェスターン・ブームの最盛期。
そのせいか、スタージェスの演出は、どうもウェスターンにしては、都会的なミステリー感覚と混同しているのか、白昼の砂塵に混乱してしまったようだ。
●狙いはいいが、これは現代劇で見たかった。 ★★★☆☆
■ショートゴロをファンブルの間にセカンドを狙い封殺。
<自宅DVD鑑賞>
●2月2日(水)19-30 二子玉川サンセット傑作座
OV-010『六番目の男』"Backlash" (1955) Universal International Studio, Mermaid Film. 84分・スタンダード・サイズ・
監督・ジョン・スタージェス 主演・リチャード・ウイドマーク、ドナ・リード <マーメイド・ビデオ>
いまや<ウェスターン>という映画のジャンルも消滅したか、わが青春時代の<切望のメインストリーム>というた、<西部劇>は古典になったのか。
これもまた見損なっていて、探し求めていた<ハイエナ俳優>ウィドマークの幻のミステリー・ウェスターンで、今回、オーダーによる特注DVDでやっと見れた。
西部劇全盛の50年代に量産されていた一作だが、ウィドマークとしては「ワーロック」での、珍しく善玉シェリフ役のイメージがあったのか、すぐに消えた一作。
駅馬車がインディアンの襲撃を受けて、5人の白人が殺されたが、その中に6万ドルの金塊を持った窃盗犯がいて、保安官のウィドマークが捜索にあたった。
しかし4人の死体は判明したのだが、もうひとりの男が行方不明で、その金塊も消えていたので、保安官はその窃盗犯を捜索するのだが、それは実の父親だった。
という、まさにミステリーとしては、現代劇として作るべきテーマを、「OK牧場の決闘」のスタージェス監督が「日本人の勲章」と同時期に監督したという異色。
これも店頭などでも、中古品でも見つからなかった異色作で、<ウィドマーク・フリーク>を自認している当方としては、<七番目の男>として探していた作品だ。
やはりストーリーが殺人犯の捜索なので、現代劇にした方が、街や車両を使ってムードが出るだろうが、白昼の荒野を馬で捜索というのはジョン・ウェインの「捜索者」に負ける。
とはいえ、「地上より永遠に」でオスカー受賞のドナ・リードも、同様に行方不明のダンナを探していて、この<二人の捜索者>のミステリー・ツアーが展開。
かなりモダーンなクライム・ストーリーがテーマなので、わざわざウェスターンにする必要はなかったのだろうが、当時はウェスターン・ブームの最盛期。
そのせいか、スタージェスの演出は、どうもウェスターンにしては、都会的なミステリー感覚と混同しているのか、白昼の砂塵に混乱してしまったようだ。
●狙いはいいが、これは現代劇で見たかった。 ★★★☆☆
■ショートゴロをファンブルの間にセカンドを狙い封殺。
<自宅DVD鑑賞>
●2月2日(水)19-30 二子玉川サンセット傑作座
OV-010『六番目の男』"Backlash" (1955) Universal International Studio, Mermaid Film. 84分・スタンダード・サイズ・
監督・ジョン・スタージェス 主演・リチャード・ウイドマーク、ドナ・リード <マーメイド・ビデオ>
いまや<ウェスターン>という映画のジャンルも消滅したか、わが青春時代の<切望のメインストリーム>というた、<西部劇>は古典になったのか。
これもまた見損なっていて、探し求めていた<ハイエナ俳優>ウィドマークの幻のミステリー・ウェスターンで、今回、オーダーによる特注DVDでやっと見れた。
西部劇全盛の50年代に量産されていた一作だが、ウィドマークとしては「ワーロック」での、珍しく善玉シェリフ役のイメージがあったのか、すぐに消えた一作。
駅馬車がインディアンの襲撃を受けて、5人の白人が殺されたが、その中に6万ドルの金塊を持った窃盗犯がいて、保安官のウィドマークが捜索にあたった。
しかし4人の死体は判明したのだが、もうひとりの男が行方不明で、その金塊も消えていたので、保安官はその窃盗犯を捜索するのだが、それは実の父親だった。
という、まさにミステリーとしては、現代劇として作るべきテーマを、「OK牧場の決闘」のスタージェス監督が「日本人の勲章」と同時期に監督したという異色。
これも店頭などでも、中古品でも見つからなかった異色作で、<ウィドマーク・フリーク>を自認している当方としては、<七番目の男>として探していた作品だ。
やはりストーリーが殺人犯の捜索なので、現代劇にした方が、街や車両を使ってムードが出るだろうが、白昼の荒野を馬で捜索というのはジョン・ウェインの「捜索者」に負ける。
とはいえ、「地上より永遠に」でオスカー受賞のドナ・リードも、同様に行方不明のダンナを探していて、この<二人の捜索者>のミステリー・ツアーが展開。
かなりモダーンなクライム・ストーリーがテーマなので、わざわざウェスターンにする必要はなかったのだろうが、当時はウェスターン・ブームの最盛期。
そのせいか、スタージェスの演出は、どうもウェスターンにしては、都会的なミステリー感覚と混同しているのか、白昼の砂塵に混乱してしまったようだ。
●狙いはいいが、これは現代劇で見たかった。 ★★★☆☆
■ショートゴロをファンブルの間にセカンドを狙い封殺。
<自宅DVD鑑賞>