第2回着る人委員会アンケート③
ご自分で洗うことを決めて木綿や麻、ポリを選んでいる方が多く、当然のように洗い方や洗うことによって縮むことは想定しているのですが、生地の種類などによって縮み率が違うから厄介ですね。またこんなコメントもありました。
♥水通しをお願いして仕立てていただいたはずの居敷当て付きの綿麻のきものが、洗ったら表生地が大幅に縮んでしまい、居敷当てが見えるように…。来年信頼出来る呉服屋さんに相談して、再度仕立て直す予定です。その時はあきらめて居敷当てを外すかもしれません。(35歳、きもの歴3年、会社員)
♥仕立てた店は私が自宅洗いするのを想定せず、別布の「居敷き当て」が ベローンと伸び、キモノ丈より長くなった。(40歳、きもの暦3年、主婦)
♥木綿きもので、仕立て前に水通しされていなかったものは丈が大幅に縮んでしまった。(41歳、きもの歴3年、会社員)
木綿や浴衣といえども、今まできものは専門家がお手入れするもの、という思い込みが呉服屋さんにもあるのかな。ちょっとした確認、アドバイスがあれば防げることばかり、ですよね。今回の5-9きもののプロジェクトメンバーの呉服屋さんの中でも、単衣のきものの仕立てに関しては、多少意見が異なっていました。今回も出席アドバイスいただく蒲田のひつじやさんは「夏の単衣は、少しでも涼しく、快適に着ることを第一義とすると、居敷き当てはお勧めしません。しかし、透けるものや、体型のふくよかな方、また着る頻度の高い方には、透け防止ときものの補強を考え、大居敷き当てをお勧めします。着る人の要望でさまざまな対応ができ、そのメリット、デメリットをお話しして、最後はお客様に選んでいただきます。また最近は自宅で洗う方が多いので、洗い方は説明していますが、さらに着方や好みを言っていただければ、生地によって特性がありますから、仕立て前にどれくらい縮めるかなど、事前の下処理を考え、仕立てに回和すこともできるので、もう一言言ってください。」とのこと。ここまでお互いに話し込むと、安心して自宅で洗えるんでしょうね。快適な単衣きものを仕立て、着るためのもっと詳しいお話は当日、直接ご質問、お問い合わせください。
まだ参加受付しています。