アカネ属の連結飛翔は、その様子から「タンデム」(バイクで二人乗りすること)と呼ばれ、必ず前の個体がオスで、そのオスが腹端の付属器でメスの頭部を挟むことで形成されている。トンボのオスは、交尾後のメスを奪うと、メスの生殖器に入っている精子を掻き出して自分の精子を渡すと言われている。したがって、オスは自身の精子の受精を確実なものとするために、交尾後のメスが産卵を終えるまで他のオスから警護しなければならない。そのため、オスとメスが連結したまま飛翔し、産卵をさせるのである。(警護飛翔および警護産卵)
アカネ属の連結飛翔は、ブログ記事「アカネ属の連結飛翔と産卵」にも掲載しているが、今回は、未掲載であったリスアカネとコノシメトンボの連結飛翔を紹介したい。どちらも小さな池の周囲には多数のオス。メスが単独でいようものなら、すぐにタンデム状態である。警護飛翔の意味がよく分かる。
尚、ナニワトンボとマダラナニワトンボの連結飛翔については、下記リンクを参照いただきたい。
参照
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リスアカネ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/125秒 ISO 2000(撮影地:埼玉県 2019.8.27 11:32)
リスアカネ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/160秒 ISO 2000(撮影地:埼玉県 2019.8.27 11:34)
リスアカネ(連結打空産卵)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F4.0 1/125秒 ISO 2000 -1/3EV(撮影地:埼玉県 2019.8.27 13:04)
コノシメトンボ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 125 +2/3EV(撮影地:長野県 2019.9.14 12:18)
コノシメトンボ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 125 +2/3EV(撮影地:長野県 2019.9.14 12:18)
コノシメトンボ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 125 +2/3EV(撮影地:長野県 2019.9.14 12:18)
コノシメトンボ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 125 +2/3EV(撮影地:長野県 2019.9.14 12:18)
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