美人林の紅葉を撮りに新潟十日町市松之山へ。
美人林(びじんばやし)をブログで紹介するのは4回目になるが、紅葉は初めてである。美人林は、松之山の丘陵に約3万平方メートルにわたって樹齢90年ほどのブナの木が生い茂る林であるが、何といっても全てのブナがまっすぐ均一に成長し、幹の太さや高さが整っていることが特徴で、そのすらりとした美しい立ち姿は他にはない風景である。四季折々に絶景を見せるが、秋には、落ち葉が地面を覆いつくし、ブナの葉は黄色やオレンジに染まるのである。
11日21時に自宅を出発し、途中で写友S氏を乗せて向かう。東京は良い天気であったが、関越道の水上から雨。予報通り新潟県内も雨。いつもは悔やむ雨だが、今回は絶好の天気である。現地の駐車場に午前2時前に到着。先客は4台。車内で仮眠し、6時から活動開始である。天気は、曇り時々小雨。期待通りに、濡れた落ち葉は赤色が強く、黄色やオレンジに染まったブナの葉は、しっとり感がある。光の演出や朝靄とのコラボレーションは望めないが、雨ならではの美しい色彩に心奪われる。
2時間ほど様々な場所で何枚も撮影したが、現像後セレクトしてみると、どれも同じようなカットの掲載になってしまった。美人林は、遊歩道などはなく、林内どこでも自由に散策することができるため、筆者を含めて撮影者や観光客が至る所に散在する。年間10万人が訪れる景勝地において、人が写らないようにするには、人が少ない時間において、人が集中しない方向しか撮ることができない。
それよりも、人々が歩き回ることによって林床が踏み固められブナの生育に支障があるため、地元の方々が林床を手入れしているご努力で、この美しさが守られている。将来的には、遊歩道を作ることも必要であるようにも思う。
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美人林の紅葉
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F8.0 4秒 ISO 100 -1 1/3EV(撮影地:新潟県十日町市 2017.11.12)
美人林の紅葉
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F8.0 1.3秒 ISO 100 -1EV(撮影地:新潟県十日町市 2017.11.12)
美人林の紅葉
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 0.3秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:新潟県十日町市 2017.11.12)
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春と初秋の頃の写真をご覧いただいたと思います。
秋は、初めて訪れましたが、緑ではない紅葉は、また別世界でした。
デジタル写真ですが、ほとんど調整していませんので、写真の色彩がそこにあります。