カトリヤンマの青眼型メスを探しに行ってきた。向かった生息地は、今期4回目の訪問。今年の9月24日に複眼と腹部の一部が青いタイプ「カトリヤンマのメス」を撮影しているので、目標は完全な青眼タイプを撮ることである。天気は晴れで、気温は20℃を超えたが、シーズンが終盤であるため、およそ2時間半の滞在時間中に飛来したメスは3頭のみ。それぞれ観察したが、
すべて青い眼ではなくグリーンの眼であった。青い眼は、成熟による色の変化ではなく遺伝形質であり、その形質を持つ個体は多くはない。また来年、探索したい。
写真は、今回撮影した産卵するカトリヤンマである。翅の一部を欠損した個体が、田んぼの傍らで、晩秋の午後の陽を浴びながらひっそりと産卵する様子に哀愁すら感じる。産卵時間は短く、すぐに雑木林の中へと消えて行き、二度と現れることはなかった。
さて、今回でトンボ類においては今期最後の撮影となった。まとめは年末にしようと思うが、本年計画したトンボ撮影の達成率は、82%であった。(今年の撮影目標)
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カトリヤンマの産卵
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/250秒 ISO 200 ストロボ使用(撮影地:千葉県 2017.11.4 12:48)
カトリヤンマの産卵(自然光のみで撮影)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 250(撮影地:千葉県 2017.11.4 12:48)
カトリヤンマの産卵
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/30秒 ISO 400 -1EV ストロボ使用(撮影地:千葉県 2017.11.4 14:15)
カトリヤンマのメス
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/30秒 ISO 400 -2/3EV ストロボ使用(撮影地:千葉県 2017.11.4 12:53)
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