草庵の記

弓部大動脈、腹部大動脈、腸骨動脈、冠動脈にステント11本。
私の体はサイボーグ

お婆ちゃんの時代

2021-08-16 13:12:39 | 思い出語り

九州、広島の水害が痛ましいですね。

台風でもなく、真夏に秋の梅雨で、

線状降水帯だそうです。

 

今後は台風が押し寄せてくるでしょうに

どうなってしまうでしょう。

いつだってご無事を祈っても祈っても、

神様は願いを聞いてくださいません。

 

 

お婆ちゃん? 私?

そうですね、肉体的にはかなり劣化してる。

国家に後期高齢者と位置づけされている。

 

精神的には物心ついたときのまま!?

物忘れはひどい。

脳が萎縮していると思われる。ふふ。

ことばが出て来ない、見つからない

 

生まれたのは敗戦の翌年。

これが洗濯機(器)でした。

高校生のころまでありました。

ブリキのたらいに洗濯板。

黄土色の固形石鹸。

苛性ソーダでときどき漂白してました。

 

部屋の明かりはこういう裸電球。

電気の傘はありましたけどね。

 

そして、ラジオ(ラジヲ)がありました。

これだけが一般庶民の電化製品だったのです。

 

電信柱は木製で、冬乾燥した割れ目に

以下にも悲し気に儚げな虎落笛が聞こえました。

電線は1本だけ、今は電線は無数に重たげに

コンクリート製の電柱に垂れ下がっています。

 

人々の心は助け合いでしたよ。

「お醤油を貸して」

「お味噌貸して」

と、隣近所のお付き合い風景。

 

今お隣とも話す機会が無くなっています。

ついこの間まで告別式の案内が電柱に

貼られていたのにね、今は知らない間に

知ってるお顔が消えてしまう。

 

淋しい時代ですね。

 


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