【Introduction】
1994年7月__日本のホテル界にイノベーションを起こした“PARK HYATT TOKYO”
昭和を代表するホテル御三家(帝国、オークラ、ニューオータニ)のポスト、外資新御三家(パークハイアット、フォーシーズンズ、ウエスティン)は新たなセレブリティ時代の幕開けだった。
【Designer】
都庁を設計した世界的建築家、故・丹下健三がエクステリアデザインを手掛け、その似ている外観から「都庁第三庁舎」などと揶揄されたが、三本の塔がセットバックするそのデザインは圧倒的な存在感を示している。
また、ホテルの世界観を決定付けるインテリアは、香港出身アメリカ人デザイナー、ジョン・モーフォード珠玉の作品だ。彼はそのデザインエレメントをグランドハイアットソウルで既に試しており、パークハイアット東京で確固たる完成度でホテル界を席巻した。
通常ホテルは15年経てば劣化や時代の流れによりリノベーションを図るが、パークハイアット東京の場合25年経っても一切リノベーションをしていないが、古さを感じさせないインテリア。25年間の長い月日、このホテルを見続けた誰もがそう思っており、タイムレスなモーフォードデザインが様々なメディアで称賛されている。
【Story】
パークハイアット東京は新宿パークタワーの39階から52階に位置しており眺望が素晴らしい。ホテルでありながらアートミュージアムと称された館内へ招待しょう。正面玄関では女優・陶芸家、結城美栄子氏の作品“ガッツィー”がお出迎え。
エントランスには、地球と水がテーマのオブジェ「Airflow」はアンソニードナルドソン氏の作品。
2階から一気にエレベーターでスカイロビーの41階へ。そこはガラス張りのピラミッドから自然光が降り注ぐピークラウンジ。ハワイ産のバンブーの葉がサラサラと揺れ、まさに空中庭園。
奥に進むと左手には、オールディダイニングのブラスリー“ジランドール”が。見上げれば、写真家、ヴェラ マーサーによる作品。パリのカフェの人々を切り取った144枚のモノクロ写真からは、今にもパリジェンヌの会話が聞こえてきそう。
更に進むと、あまりにも有名なライブラリー空間が。蔵書2000冊の中から宿泊ゲストは好きな本を客室へ持ち込む事も出来る。ちなみにモーフォードのインテリアへのこだわりは、客室やパブリックスペースにある本の並べ方まで全て決められておりスタッフは必ず定位置に本を戻さなければならない。
ライブラリーを過ぎて、やっとレセプションに到着。手前には45階のプールと52階のニューヨークグリル・バーへ直通のエレベーター。ひとつ先に客室専用エレベーターがある。
【Accommodation】
ハイアットの中でもパークを冠するホテルは、最上級のカテゴリーで「隠れ家的ホテル」がコンセプト。よって客室数も177室に押さえられ、よりエクスクルーシブなステイを楽しめる。
スタンダードで平均55㎡の広さは都内トップクラス。普通の一流ホテルでも50㎡以上はスイートにしてしまう広さだ。客室エリアはモーフォードグリーンと呼ばれる緑と黒のカラースキームで統一され洗練されたインテリア。
【Suite and Room】
・パークスイート(100㎡)
・ガバナーズスイート(140㎡)
・ディプロマットスイート(160㎡)
・トーキョースイート(220㎡)
・プレジデンシャルスイート(290㎡)
ガバナーズスイートは唯一の檜風呂。またディプロマットスイート以上にはグランドピアノが常設。
・パークルーム(45㎡)
・パークデラックスルーム(55㎡)
・ビューデラックスルーム(60㎡)
ビューデラックスは窓が4面ありコーナー部に位置するため2方向の眺望が楽しめる。当時は珍しいビューバスとなっており度肝を抜いた記憶が。
【Cuisine and Bar】
ロビー階から専用エレベーターで52階ニューヨークグリル・バーへ。エレベーターの扉が開いた瞬間、目の前に夜景が飛び込む演出はここ以外味わう事はできない。
世界の料理が集結する、ニューヨーク・マンハッタンをイメージした多国籍グリルレストラン。窓際はプロポーズシートと呼ばれあまりにも有名。52階という最上階で高さ8mのエキサイティングな空間には、イタリアのヴァレリオアダミ氏のNYをテーマに描かれた4枚の壁画が夜景の中に浮かび上がる。そのモチーフは、
「ニューヨークヤンキース」
「ロックフェラーセンター」
「ラジオシティ」
「カーネギーホール」
40階には富士山を望める日本料理“梢”があり丁寧で美しい懐石料理が楽しめる。
開業から25年が経ち東京には、ラグジュアリーホテルが屹立する時代となった。リッツ・カールトン、マンダリンオリエンタル、ペニンシュラ、コンラッド、アマンなど。しかし、未だにセレブの間でパークハイアット東京は別格であり、レジェドの揺るぎない地位にある。
ホテル史を綴るゲストブックには、お忍びで各界の著名人が定宿として宿泊し海外セレブやスターも数多い。有名なエピソードでは、レディガガがプライベートでパークハイアットへ訪れ、ニューヨークバーで「一曲歌わせて」と飛び入り参加した事は伝説となるなど枚挙に遑がない。
開業時のGMはデビッド・ユデル氏。世界で10番目となるパークハイアット東京を大成功させた功績で、今はハイアットアスパック(アジア太平洋部門)の総責任者の地位で本部のグランドハイアット香港にいるようだ。
2019年10月にはパークハイアット京都が開業し話題となっているが、パークハイアット東京の様な伝説となるホテルが生まれるのは、世紀に一度か二度だろう。
1994年7月__日本のホテル界にイノベーションを起こした“PARK HYATT TOKYO”
昭和を代表するホテル御三家(帝国、オークラ、ニューオータニ)のポスト、外資新御三家(パークハイアット、フォーシーズンズ、ウエスティン)は新たなセレブリティ時代の幕開けだった。
【Designer】
都庁を設計した世界的建築家、故・丹下健三がエクステリアデザインを手掛け、その似ている外観から「都庁第三庁舎」などと揶揄されたが、三本の塔がセットバックするそのデザインは圧倒的な存在感を示している。
また、ホテルの世界観を決定付けるインテリアは、香港出身アメリカ人デザイナー、ジョン・モーフォード珠玉の作品だ。彼はそのデザインエレメントをグランドハイアットソウルで既に試しており、パークハイアット東京で確固たる完成度でホテル界を席巻した。
通常ホテルは15年経てば劣化や時代の流れによりリノベーションを図るが、パークハイアット東京の場合25年経っても一切リノベーションをしていないが、古さを感じさせないインテリア。25年間の長い月日、このホテルを見続けた誰もがそう思っており、タイムレスなモーフォードデザインが様々なメディアで称賛されている。
【Story】
パークハイアット東京は新宿パークタワーの39階から52階に位置しており眺望が素晴らしい。ホテルでありながらアートミュージアムと称された館内へ招待しょう。正面玄関では女優・陶芸家、結城美栄子氏の作品“ガッツィー”がお出迎え。
エントランスには、地球と水がテーマのオブジェ「Airflow」はアンソニードナルドソン氏の作品。
2階から一気にエレベーターでスカイロビーの41階へ。そこはガラス張りのピラミッドから自然光が降り注ぐピークラウンジ。ハワイ産のバンブーの葉がサラサラと揺れ、まさに空中庭園。
奥に進むと左手には、オールディダイニングのブラスリー“ジランドール”が。見上げれば、写真家、ヴェラ マーサーによる作品。パリのカフェの人々を切り取った144枚のモノクロ写真からは、今にもパリジェンヌの会話が聞こえてきそう。
更に進むと、あまりにも有名なライブラリー空間が。蔵書2000冊の中から宿泊ゲストは好きな本を客室へ持ち込む事も出来る。ちなみにモーフォードのインテリアへのこだわりは、客室やパブリックスペースにある本の並べ方まで全て決められておりスタッフは必ず定位置に本を戻さなければならない。
ライブラリーを過ぎて、やっとレセプションに到着。手前には45階のプールと52階のニューヨークグリル・バーへ直通のエレベーター。ひとつ先に客室専用エレベーターがある。
【Accommodation】
ハイアットの中でもパークを冠するホテルは、最上級のカテゴリーで「隠れ家的ホテル」がコンセプト。よって客室数も177室に押さえられ、よりエクスクルーシブなステイを楽しめる。
スタンダードで平均55㎡の広さは都内トップクラス。普通の一流ホテルでも50㎡以上はスイートにしてしまう広さだ。客室エリアはモーフォードグリーンと呼ばれる緑と黒のカラースキームで統一され洗練されたインテリア。
【Suite and Room】
・パークスイート(100㎡)
・ガバナーズスイート(140㎡)
・ディプロマットスイート(160㎡)
・トーキョースイート(220㎡)
・プレジデンシャルスイート(290㎡)
ガバナーズスイートは唯一の檜風呂。またディプロマットスイート以上にはグランドピアノが常設。
・パークルーム(45㎡)
・パークデラックスルーム(55㎡)
・ビューデラックスルーム(60㎡)
ビューデラックスは窓が4面ありコーナー部に位置するため2方向の眺望が楽しめる。当時は珍しいビューバスとなっており度肝を抜いた記憶が。
【Cuisine and Bar】
ロビー階から専用エレベーターで52階ニューヨークグリル・バーへ。エレベーターの扉が開いた瞬間、目の前に夜景が飛び込む演出はここ以外味わう事はできない。
世界の料理が集結する、ニューヨーク・マンハッタンをイメージした多国籍グリルレストラン。窓際はプロポーズシートと呼ばれあまりにも有名。52階という最上階で高さ8mのエキサイティングな空間には、イタリアのヴァレリオアダミ氏のNYをテーマに描かれた4枚の壁画が夜景の中に浮かび上がる。そのモチーフは、
「ニューヨークヤンキース」
「ロックフェラーセンター」
「ラジオシティ」
「カーネギーホール」
40階には富士山を望める日本料理“梢”があり丁寧で美しい懐石料理が楽しめる。
開業から25年が経ち東京には、ラグジュアリーホテルが屹立する時代となった。リッツ・カールトン、マンダリンオリエンタル、ペニンシュラ、コンラッド、アマンなど。しかし、未だにセレブの間でパークハイアット東京は別格であり、レジェドの揺るぎない地位にある。
ホテル史を綴るゲストブックには、お忍びで各界の著名人が定宿として宿泊し海外セレブやスターも数多い。有名なエピソードでは、レディガガがプライベートでパークハイアットへ訪れ、ニューヨークバーで「一曲歌わせて」と飛び入り参加した事は伝説となるなど枚挙に遑がない。
開業時のGMはデビッド・ユデル氏。世界で10番目となるパークハイアット東京を大成功させた功績で、今はハイアットアスパック(アジア太平洋部門)の総責任者の地位で本部のグランドハイアット香港にいるようだ。
2019年10月にはパークハイアット京都が開業し話題となっているが、パークハイアット東京の様な伝説となるホテルが生まれるのは、世紀に一度か二度だろう。
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