花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

小津監督の傑作「生まれてはみたけれど」

2011年07月15日 | 諏訪商店街振興組合のこと
「大人の見る絵本 生まれてはみたけれど」は昭和9年、小津安二郎24歳(訂正 28歳)のときのサイレント映画で、世界の映画史の上でも不朽の傑作といわれています。
     
麻布から郊外へ引っ越してきた二人兄弟(菅原秀雄と突貫小僧)は、近所の子供たちのガキ大将になり金持ちの息子も従えているのに、その子の父親に自分たちの父親はペコペコしています。この矛盾に二人は大いに憤慨し講義する物語です。
とにかく子供の世界が面白い。ずいぶん昔の無声映画なのに内容に古さを感じさせない、まさしく傑作です。