花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

「思いやりのこころ」Part2

2010年01月11日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
富山の薬屋さんが来た。2年ほど前にお客さんから頼まれて以来、年に1回ほどやってくる。薬箱を置いて使った分だけ精算して補充していく。
町の中では必要もないと思っているが、頼まれたから仕方がない。
悪いから絆創膏くらいは使っている。
前回の「思いやりのこころ」に、越中売薬のことが載っていた。
いいお話だったのでコピーして渡したら、喜んで帰っていった。今どき利益になるのだろうか?
越中売薬が始まったのは、元禄三年といわれている。
江戸城内で、三春(福島県)の藩主が腹痛で困っていたのを、富山藩主の前田正甫が反魂丹を与えたのがきっかけで、富山の行商人が全国を回るようになったらしい。
明治時代、北海道の開拓民の間にも富山の薬売りは出かけた。
「洞爺村史」にこんな記述がある。
「商売だからといってしまえば、味も素っ気もなくなるが、決して過小評価してよいわけのものでもない」
「富山の売薬業者たちは、開拓者に影のように寄り添って、それらのただひとつの健康の担い手として辛苦を共にしているのである」
昭和5年、6年と、北海道は二年続けて凶作に襲われた。それは、ただでさえ貧しい農民に決定的な打撃を与えた。
食事も満足にしていない子供を見ては、とても代金をもらえない。
「お金のことは心配せずに、病気になったら薬を飲んで、子供たちを大事に育てなさい。私は富山へ帰ったら田んぼで生活できるから・・・」
そう言って薬を補充し、笑顔で村人を元気付けた。
翌年、大豊作に恵まれた。
何より先に薬代をと、待っていた家も多かったそうだ。
代金後払いという信頼関係でつながった商い。苦しいときに救われた恩は忘れない。
名もなき富山の薬屋さんに、こころまで救われた人がたくさんあったのだ。
そうだ・・・


思いやりのこころ

2010年01月08日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
          
図書館で借りた本「思いやりのこころ」木村耕一著 1万年堂出版
明治23年9月16日、600人を乗せたトルコ客船エルトゥールル号が、台風のため紀伊半島南端の大島付近で遭難した。
船は座礁し爆発沈没したのだ。午後8時30分暴風雨のなか、岸に泳ぎ着いた人は灯台の明かりを目指して決死で歩いた。
灯台の職員は驚いた。言葉も通じない血だらけの外国人が入り口に立っているではないか。
急いで村人に知らせ、大島の住民は総出で必死の捜索にあたった。
続々と負傷者が小学校や寺に運び込まれる。不眠不休で治療にあたる医者。裸になって負傷者を温める者。食べ物や衣服を提供する者。村人たちの必死の看病の末、69名のトルコ人が命をとりとめ、4日後に到着した救助船で神戸の病院へ運ばれた。
そのとき、言葉が通じないトルコと大島の人たちの間には、温かく固い絆が生まれていたのだ。
この話はトルコの教科書にも載せられるほど重要な出来事として語り継がれてきたという。
さて、1985年3月17日。イラン・イラク戦争のさなか、イラク大統領サダム・フセインは「イラン上空の飛行機すべてを2日後に攻撃する」と宣言した。
イランに滞在していた日本人500名は脱出を試みるが、当時、イランへ就航している日本の航空会社はなかった。外国のどの飛行機も自国民が優先される。
ようやく座席を確保できたのは半数の日本人で、残りの二百数十名は危険な場所に置き去りにされた。日本からの救援機はついに来なかったのだ。
その時である。
トルコ航空機が危険を侵してイランへ乗り入れ、空港で途方にくれていた日本人全員を救助したのだ。まさに間一髪であった。
「情けは人のためならず」
親切はめぐりめぐって自分に返ってくる。
百年後にかえった親切。いいお話があるものですねえ。

新年早々坊主宣言?

2010年01月04日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
頭髪の激減は加速しております。
いっそ坊主にしようかナ?と独り言をいったら、それを聞いたワイフは「それが良い」と真剣に答えた。
しかし、住職やこわもてのおっさんに見られるのではないか?と、やや抵抗があります。
昨年の週刊文春、竹内久美子様の「ドコバラ!」にこんな記事があった。
緑内障の薬(点眼薬)ルミガンから思わぬ副作用が見つかった。それは、まつげが太く、しかもびっしり生えると言うのだ。これに目をつけたアラガン社は「ラテッセ」というまつげ用の目薬を一昨年前売り出した(日本では未許可)。
まつげが生えるなら頭髪も・・・と思いたくなる。しかしこの薬、上のまつげだけに効果があり、下まつげはダメ。皮膚につくと色素が沈着して黒ずむ。すぐに拭き取る必要があると言うのだ。乱用に注意でアリマス。
          
臨床段階で見つかった増毛剤に“ミノキシジル”がある。大正製薬の“リアップ”だ。アメリカで開発された高血圧の薬から発毛効果が出た。血圧を下げ血管を拡張させる(頭もついでに)、ので毛が育つという仕組みだ。
竹内さん曰く、忘れもしない、あの時、知り合いの編集者が「ついに、出た!」と喜びをかみしめていた。リアップ発売から10年たつ。
「ラテッセ」という薬も、まつげの付け根付近の血管を拡張して、血圧を下げ、血流を良くする。同じ理屈だ。
さて、医師の処方箋が必要な「プロペシア」という薬は前立腺肥大に有効な薬。この薬からも思わぬ効果が見つかった。プロペシアは、男性ホルモンに影響を与え、ハゲやにきび、体毛の濃さにもかかわってくるというのだ。毛も生える!
そして竹内さん曰く、
件(くだん)の編集者は早速プロペシアにも飛びつき、二つの薬で月に1万数千円を注ぎ込んでいます。
効果のほどは、と訊ねると、
「何とか踏み留まっている」
ヤッパリ 坊主か!
補足
翌朝、自分の頭髪激減の原因が究明されました
頭のチノメグリが悪い!!

お正月でスビバセ~ン

2010年01月03日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
ほろ酔い気分で箱根駅伝を観ております。
東京から箱根までの風景を眺めることが出来るのも、お正月の大きな楽しみであります。そして青年たちがベストを尽くして走る姿に、感動するのであります。
走る青年たちに重くのしかかるのは、集団の中のひとりであることへのプレッシャー。けれど、チームの中の一人である自分はまた、多くの仲間のあつい後押しを受けているのです。
仲間の重み、そして友情の力強さ。自分は一人ではない。無数の人とのしがらみの中で生きている。否、生かされている。
受けた「ありがとう」の気持ちは、受けた分だけお返ししましょう。自分の命ある間にお返ししておきましょう。
「おまえは、偉そうに、一人で生きておるんやないぞ!人と人とにしがらみの中で、生かされておるんやぞ!もう少し謙虚に生きなければいかんぞヨ!」


ハハ 少し酔っております

命の和音 心に響け

2010年01月02日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
          
元旦の中日新聞に谷川俊太郎さんの「みんなちがって」という詩が載っておりました。
この世界はジグソーパズルのように、さまざまな形でさまざまな生き物が、組み合わさって形成されています。たとえそのなかの一つが欠けても、どんな小さなピースが欠けても、世界はその傷口から病んでいくのです。
この世界は交響楽のように、ひとつひとつの命が、色々な音を出して、古代の昔から豊かな調べを奏でてきました。
そして、谷川さんの詩は、こうむすばれています。

自然が生んだ生きものたちの
さまざまな形さまざまな色さまざまな性(さが)
ヒトの都合で左右できない天与の豊穣(ほうじょう)
それをかつて一人の娘はこう記(しる)した
「みんなちがって みんないい」

人間も、ひとりひとりが異なります。それぞれの個性を尊重することが、それぞれの人を大切にすることにつながります。
今年も多くの方々との出会いがあり、行動を共にすることになります。
ひとりひとりの個性を大切にしながらお付き合いさせて頂きたいと思っております。
「みんなちがって みんないい」

あけましておめでとうございます

2010年01月01日 | 諏訪商店街振興組合のこと
あけましておめでとうございます
本年もどうかよろしく ご指導いただきますようお願い申しあげます
恒例となりましたパーキングでの年越しです
午前0時ころから諏訪神社参拝の車が出入りします
さほど混雑はありません
只今午前9時30分 お天気もまずまずで穏やかなお正月です
松田さんの車を誘導する声が聞こえてきます
           元旦の諏訪神社
          
          
           屋上から諏訪新道風景
           屋上から1号線風景
追記
11時前から混雑が始まりました。
ほとんどが諏訪神社初詣のお客さまです。駐車料金は大半が100円で安い!
自動精算機のところからyanaさんが望めます。
初詣に来たのか?自店の前で足を使って器用に掃除をしてみえました。