意味不明な景品を検索鵜した。
銘仙は、酒のことかと思ったら 後に“清酒”とある。銘仙は平織の絹織物ということ。カルチベータは小型耕運機、カラスキは、牛に引かせる田の鋤(すき)とあった。耕運機などは田圃がない限り当選してもいらないし、豚1頭などをもらった人はどうしたのか?。過リン酸石灰に至っては いらぬおせっかいデアリマス。
意味不明な景品を検索鵜した。
銘仙は、酒のことかと思ったら 後に“清酒”とある。銘仙は平織の絹織物ということ。カルチベータは小型耕運機、カラスキは、牛に引かせる田の鋤(すき)とあった。耕運機などは田圃がない限り当選してもいらないし、豚1頭などをもらった人はどうしたのか?。過リン酸石灰に至っては いらぬおせっかいデアリマス。
講和記念博覧会のことは、1年前に詳しく書いている。
2020年4月のブログ記事一覧-花の四日市スワマエ商店街 (goo.ne.jp)
2020年5月1日のブログ記事一覧-花の四日市スワマエ商店街 (goo.ne.jp)
2020年5月2日のブログ記事一覧-花の四日市スワマエ商店街 (goo.ne.jp)
で、抽選会のことを書いて終わりとしたい。
<抽選会>
4月20日午後1時野外劇場ステージにおいて2万余人の観客を前にして挙行、抽選はミス四日市博のオール出演によって実施された。当選を夢見た入場者は、手に汗を握り固唾を呑んで、放たれた矢の示す数字に吸い付けられ、水を打ったような静けさである。矢がある数字に当たるとたちまち一転して巻き起こるざわめき、実に名状すべからざる光景であった。抽選は3等から2等、更に1等へと進展していく。観客の祈りと希望を乗せて繰り広げられた。約1時間に亘る抽選会も拍手と喊声(かんせい)裡に無事終了したのである。
<景品>
前売り入場券に景品券を添えたことは、最近多く用いられる商法であって、一般大衆の関心も強く反映しているので、今回もその方法を採用してその購買意欲の昂揚を図ったのである。これには予算千五百万円を計上したのであるが、尚多くの不足額を生じたので、各種有力会社を初め個人商店及び農機具出品者よりも多大の寄贈を得て盛り沢山な景品を得たことは感謝の外ない。
全会期中景品陳列場を第一会場内に設備して展観したが頗る狭隘(きょうあい)を感じたので更に第二陳列場をその向かい側に設けたのである。景品は次の通り
1等:全線優待乗車券付き三大鉄道株(近鉄・名鉄・三交)2千株→4本
2等:A賞 北海道温泉空の旅御招待精米機(が付いている招待券か?)→4本
B賞 高級電蓄、高級ミシン、冬外套、高級カメラ、嫁入道具、精米機、脱穀機、茶ダンス→6本(景品は8品集まっているのに6本?)
3等:熱海温泉アベック御招待、投資信託一口、高級腕時計、純毛洋服地一着分、高級紳士靴、野球道具一組(1チーム分?)、脱穀機、カルチペーター(?)、動力藁切機、焼酎一亀、豚一頭、その他→20名
4等:A賞 定期預金(千円)、銘仙(酒か?)、洋傘、硫安(?)、椅子、電気スタンド、清酒、ナイロン手提袋、醤油(5升)、鏡台、唐箕(?)、カラスキ(?)、噴霧器、除草機、置時計、その他
B賞 醤油(三升)、ワイシャツ、ハンドバック、学用品セット、姫鏡台、果物セット、婦人サンダル、旅行用セット、茶摘みバサミ、鎌、過リン酸石灰、その他
5等:タオル、高級石鹸、ほうじ茶、靴下、ネックレス、日本手拭、その他
6等:記念品
分からないものがいくつかあるし、当たりました!と言っても欲しくない品もある。景品も時代を反映している。
前売り券は80円で百万枚刷られた。入場者数は80万人の大盛況であったが、前売り券が何枚売れたかここには記録がない。
山田洋次監督の映画“学校 Ⅰ”での田中邦衛さんを、忘れることができない。
黒井(西田敏行)の夜間中学に通うイノさん(田中邦衛)は、50代になるまで、文字の読み書きが出来無かった。趣味は競馬で、カタカナの書き取りの時間にオグリキャップの事について熱弁した事がある。
数十年以上にわたり肉体労働を中心に幾つかの職を転々とし、それが影響して体を壊して大病を患い、映画の最後には療養の為東京から地元の山形に帰省し、その末に亡くなる。妹が1人居たが幼少期に死別しており、その事が自分の責任であると思い込み、心の深い傷となっていた。
夜間中学の親切な田島先生(竹下景子)に好意を寄せ、授業で結婚申し込みの葉書を書く。田島に相談された黒井はイノさんに諦めるよう諭す。
「うるさいよ!カラオケ止めろ!」
「人の葉書をヨ たらいまわしにして読みやがってヨ 笑いものにしてるんだ 俺のことをヨ
何が同じ人間だヨ あんたら(黒井と田島らのこと)病気で休んだって ちゃんと月給出るだろう 俺たちは仕事休んだら その日からオケラだよ 血統が違うんだよ あんたらとはヨ それがどうして 同じ人間同士だぁ 」
・前売り入場券の発売状況(さて、気になる前売り入場券の発売状況は・・・)
会場跡地に整備された中央通り、昭和32年 週刊朝日より
前売り入場券の発売枚数は、博覧会の成否に関係することが大きいので、この発売に全力をあげての活動を実施したのである。発売は昭和26年10月1日より開始したのであるが、当初は会の規模・構想等について一般に認識が少なく相当に苦心の必要が考えられ、券の発売も宣伝と並行して行うことが強く感ぜられたので大体その方針によって進められたのである。
農機具の実演
即ち、県内は勿論近府県の市町村に属する農協、学校等各種の機関を通じて各係員が出張依頼したのである。更に日本農機具振興会、朝日新聞社においても特殊な立場より、中部日本及び全国に亘って大々的に発売に努力せられたのである。尚、市内にあっても各地区の自治会長を煩わして、これが努力に努めた結果、当初の予想以上に発売せられたことは、本博覧会の第一歩の成功といっても良い。3月21日、ひと先ず発売を中止したのである。
農作業の実演
・入場券の区分
前売り入場券のほかに、遠隔地よりの観客や前売り入場券の入手できない人々のために下記の区分により当日売り入場券の発行を実施したのである。
大人券 1枚につき 金百円
小人券 満6歳以上12歳未満1枚につき 金50円
30人以上:1割引き・100人以上:1.5割引・200人以上:2割引き
3.学生団体券
高等学校以上(普通入場料大人の)2.5割引
中、小学校(普通入場料小人の)2.5割引
30人につき引率者1名無料
さて、前売り券に付いていた抽選券の評判と実際は? つづく