気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

中秋の名月で月影

2015-09-27 09:04:45 | 主菓子とお干菓子
今日は旧暦の八月十五日、中秋の名月ですね。
主菓子は、本来はお月見団子、
簡単で作りやすいのですが、
京都祇園の亀屋清永の『月影』を。
 
包装    パッケージ
  
黒砂糖を羊羹状にし、中にはくるみが入っており、
軽い甘みと、くるみの風味が。
東山の峰に浮かぶ月が見えますか?

「月影の いたらぬ里は なけれども
           ながむる人の 心にぞすむ」

法然上人の「月かげ」の歌に因んでおられます。
皆様を月の光が照らしますように。

でも朝から曇り空、昼から晴れるそうで、
十五夜の”真ん丸お月様”、楽しみですね。
実は、満月は明日28日なのですよ。
今夜、観月できなくとも、
明日の『十六夜』(いざよい)、
“まあるいお月様”でもよいのではないでしょうか。

追加
なお『いざよい』とは、『躊躇う』からきており、
十五夜より50分程遅く月が出ることを
月が「ためらっている」を見立てて、
『いざよい』というのだそうです。
他には、『既望』や、『有明の月』、
現代的には『スーパームーン』とも呼ばれております。