先週末のお昼過ぎ、やっと書類がそろい確定申告のため、
奈良公園の登大路まで出かけました。
コートがいらないほどの温かさの中、汗が出てまいります。
お水取りの、この時期の奈良は寒いはずなのに、
拝観される皆様にとっては、ありがたいことです。
確定申告書を提出するだけで済みましたので、
お水取りの最中の二月堂へ足を延ばしました。
こんなコースで一度、二月堂へ行かれると、
観光客の少ない、静かな昼の奈良が味わえるでしょう。
県庁から一本北側の道、登大路町の信号から入ります。
知事公舎から庭園の依水園(いすいえん)と、
3つの庭【池の庭、苔の庭(離れ茶室)、茶花の庭】のある
吉城園をにつきあたります。
良いお茶室もあり、又の機会に紹介させてください。
左に曲がると、二時を過ぎておりますのに、お昼ご飯で
まだ行列されているお蕎麦屋、喜多原さんを眺めながら進むと
奈良の写真家であった入江泰吉旧居が目に、
表札は、先日紹介した上司海雲師の揮毫なのです。
この道の先に戒壇院への階段が見えてまいります。
2月最後の日まで修二会の試別火惣別火が別火坊で行われており、
今は、静けさの中にひっそりと
瓦を埋め込んだ土壁、『瓦土塀』が
戒壇院の美しさをより一層引き立てております。
これは、先人たちの知恵で、
土塀に雨水が浸みこんで強度が低くならないように
水が捌けるようになり、そして使われなくなった瓦を
再利用するという、美しさの中に実用性をも考慮されております。
東大寺大仏殿を望むと、紫尾が金色に輝き、
鹿が、静かに草を食み、
人気のほとんどない境内です。
それに引き替え、南大門からではこんなにも人、人
正倉院前を通り、静かな参道を、
土塀の反対側には、細い川に落ちないよう竹組がされており、
この時だけなのです。そして二月堂が見えてまいります。
練行衆の塔頭の一つ宝珠院の門には結界を示す注連縄が掲げられ、
住職は練行衆『南衆之二』の佐保山暁祥さんですね。
注連縄のかかる中性院山門では、盆梅が置かれており、
練行衆の処世界を務められる北河原公慈さんのところです。
『瓦土塀』も続きます。
さらに進むと、二月堂が
おたいまつの竹が目に入ると、二月堂下に着きました。
おたいまつ用の大竹が一本、運ばれていきます。
この大竹は、いつお使いになるのでしょうね。
次回に続く
奈良公園の登大路まで出かけました。
コートがいらないほどの温かさの中、汗が出てまいります。
お水取りの、この時期の奈良は寒いはずなのに、
拝観される皆様にとっては、ありがたいことです。
確定申告書を提出するだけで済みましたので、
お水取りの最中の二月堂へ足を延ばしました。
こんなコースで一度、二月堂へ行かれると、
観光客の少ない、静かな昼の奈良が味わえるでしょう。
県庁から一本北側の道、登大路町の信号から入ります。
知事公舎から庭園の依水園(いすいえん)と、
3つの庭【池の庭、苔の庭(離れ茶室)、茶花の庭】のある
吉城園をにつきあたります。
良いお茶室もあり、又の機会に紹介させてください。
左に曲がると、二時を過ぎておりますのに、お昼ご飯で
まだ行列されているお蕎麦屋、喜多原さんを眺めながら進むと
奈良の写真家であった入江泰吉旧居が目に、
表札は、先日紹介した上司海雲師の揮毫なのです。
この道の先に戒壇院への階段が見えてまいります。
2月最後の日まで修二会の試別火惣別火が別火坊で行われており、
今は、静けさの中にひっそりと
瓦を埋め込んだ土壁、『瓦土塀』が
戒壇院の美しさをより一層引き立てております。
これは、先人たちの知恵で、
土塀に雨水が浸みこんで強度が低くならないように
水が捌けるようになり、そして使われなくなった瓦を
再利用するという、美しさの中に実用性をも考慮されております。
東大寺大仏殿を望むと、紫尾が金色に輝き、
鹿が、静かに草を食み、
人気のほとんどない境内です。
それに引き替え、南大門からではこんなにも人、人
正倉院前を通り、静かな参道を、
土塀の反対側には、細い川に落ちないよう竹組がされており、
この時だけなのです。そして二月堂が見えてまいります。
練行衆の塔頭の一つ宝珠院の門には結界を示す注連縄が掲げられ、
住職は練行衆『南衆之二』の佐保山暁祥さんですね。
注連縄のかかる中性院山門では、盆梅が置かれており、
練行衆の処世界を務められる北河原公慈さんのところです。
『瓦土塀』も続きます。
さらに進むと、二月堂が
おたいまつの竹が目に入ると、二月堂下に着きました。
おたいまつ用の大竹が一本、運ばれていきます。
この大竹は、いつお使いになるのでしょうね。
次回に続く