気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

文月のお稽古

2024-07-17 22:29:37 | お稽古
暑中お見舞い申し上げます

文月の由来は?
七夕に書物を干す行事があり
「文拡月」ふみひろげつきが転じ「文月」

又、稲の穂が実る頃という事で
「穂含月」ほふみづきが転じ「文月」と
なったなどと説があるようですが・・・

七夕に詩歌献じたり
書物を夜風に曝すという説が
私自身はいいとおもいます

七夕の行事は奈良時代に中国から伝わったもの
元々日本にはないもので
いかがなものでしょうね
  7/5 
 近鉄奈良駅前、行基菩薩像と東向商店街七夕飾り  

今月のお稽古は
名水点
鶴瓶水指
洗い茶巾
葉蓋」など
夏に相応しいお点前

しかし「名水点」については
名水が手に入れば季節を問わずできると

さてお花は「せせらぎ籠」に
利休草、水引、赤祇園守り木槿を
  

主菓子は観世水の型に、錦玉かんを流し
道明寺粉を緑に色付けしたものと
黒豆甘納豆をポイントに 
銘は「苔清水
  

もう一種
求肥を水色に色付け漉し餡を包み
上に金箔を散らして
散華のようなガラスの菓子器に
銘は「天の川」  
      

干菓子は今年の大河「光るの君」に因み
柿合わせの雪輪の菓子器に
源氏の窓」 大津の亀屋廣房製
撫子麩焼き」 京都塩芳軒製   
  

去年もお稽古した夏のお点前ですが
一年経てば新鮮
暑い夏を吹き飛ばしてお稽古しましょうね