気軽に茶道をしてます。

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お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

京都 桐蔭席(とういんせき)へ

2015-11-05 07:02:28 | お茶会・お茶事
桐蔭会、桐蔭席にお伺いいたしました。
二日は、裏千家お家元がお見えで、
雨の中でしたが、大変な数のお客様で
外でお待ちの方もいらっしゃったようです。

私達は、三日に行かさせていただきました。
当日はさわやかに晴れ
七条よりタクシーで行列の京都国立博物館、
京都女子大の正門付近は文化祭で、
大変な喧騒でしたが、
タクシーを降りた奥に、時間が止まったように
“桐蔭席”がひっそりと佇んでおりました。

写真が撮れたのは、入り口だけ
表札には、今日庵 千宗室と書かれており、
西川宗青先生が、懸釜をされました。
初めて伺う“桐蔭席”。
門をくぐり、

きれいに手入れされた前庭、玄関に入り、
寄付きで荷物をまとめ受付をさせていただきました。
待合には数人の方が、いらっしゃるだけで
私達六人と合わせて十人での席入りでした。
待合床は淡々斎の瓢絵に円能斎の賛が・・・
このお席が桐蔭席の開炉になるのでしょうか。

四畳半の本席は、行燈の明かりと、やわらかな外の光で、
お茶室の中は十分な明るさでした。

坐忘斎お家元の勢いのある「独座大雄峯」のお軸、
竹の置筒に浜朴の輝葉と白椿、
侘びた葛屋香合が置かれた床。
お釜は大丸で与次郎、炉縁は法隆寺古材、
三代宗哲寒雲棗、伊部の水指
うっとりするお席です。

主茶碗は、不見斎手造の小振りな黒で
釉薬がたっぷりかかり、しっくりと手になじむものでした。
又、伊羅保も御本もよかったですが、
倭館窯の「弥平太」に巡り会え至福のひと時を・・・
茶杓は道安作、すっきりした形で艶やかな褐色。

お菓子は、末富さんの大和路が奥田潁川の赤絵に。
お干菓子も・・・・

美味しいお薄をいただいて、点心席に移りました。

待合に戻ると沢山の人で・・・・

席主の思いが伝わるお道具組で
遥か昔の人の温もりを感じながら
桐蔭席を後にしました。

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