師走の時期は一年を通してもっとも慌ただしい
字のとおり師匠も走る時期
そういう私は10月~12月始めまで死にそうなくらい忙しく
今週に入ってやっと一息ついてる
今年は4月より長年の仕事を完全に辞め
茶道、そして夫と二人の日常だけの生活
余裕のある生活が待ってると思っておりましたが
この9ヶ月忙しくあっという間に過ぎ去ったよう
何故
3月末まで勤務していた職場の事、はるか昔のように
さてさて、師走に入って作った主菓子は
『蕎麦上用饅頭』
『織部上用饅頭』
山の芋も蕎麦も旬のもの
大晦日には年越し蕎麦はかかせません
何故なら
蕎麦は他の麺類に比べて切れやすい事から
大払いと同じ事だといわれる
これから作る予定の主菓子は
遅ればせながら『袴腰餅』
御所のすす払いの時男子も出入りし
女子も袴を付けるので
袴の腰板を目立つように色分けした事から
御所出入りの「川端道喜」さんが「事始めの日」
御所へ献上されたのがこのお菓子ですね
茶道文化検定テキストより
上手く台形にはなりませんが心を込めて
その出来具合は・・・お稽古で楽しみに!
軸は『無事千秋楽』
千秋楽の『千』は長い年月を意味します
『秋』は『終』終わりを意味し
『楽』は『落(おち)』結末を意味する
『千秋楽』が相撲や歌舞伎の興行最終日に使われるようになる以前から
『千秋楽』という曲が存在しており
奈良時代に唐から伝わった曲目の1つです
唐では、皇帝の生誕祭を「千秋節」と呼んで
この祭事が曲の由来となっているともされます
仏教では法要の終わりに演奏する決まりがあり
最終日や結末を意味するようになったともいわれている
師走の『無事千秋楽』は一般民の私達は
無事に一年を終えたという意見合いで・・・
香合は『クリスマスツリ-』
これは上高地帝国ホテルのギフトショップで購入したもの
茶道用として作られたものではない『見立て』です
我が家のクリスマスツリ-もやっと出しました
お正月まで、さあもうひと踏ん張りしなくては
一年は早く過ぎる感じですね(^^♪
良いお正月をお迎え下さいね、来年よろしくお願いします・・(^_^)v