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お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

東大寺修二会は試別火に

2017-02-23 19:06:15 | 美術館・博物館
東大寺修二会が20日夕刻より戒壇院内に臨時に設けられた
  
別火坊に練行衆が参籠され、前行の試別火が始まり、

まずは入浴し、持物一式を蛭子川(佐保川の上流)から
汲まれた水で払い浄められ、自身の守り本尊を前にされて、
体内の三毒が吹き払われるように祈念し、別火入りされました。

21日は8時半から内陣掃除、御輿洗いと
13時に社参し、13時半には試みの湯が、そして
今日23日は9時半から花ごしらえの造花作りと燈心揃え、
13時より次第時の稽古が行われております。
写真は二月堂の須弥壇を荘厳資するための椿の造花です。

明日24日は、5時以降に上七日壇供搗き
試別火最終日の25日、13時に社参され、暇乞いとなります。
それまでに、椿の造花以外に修二会の時だけに着る紙子の紙を
しぼったり、差懸(さしかけ)という履物も整えておられます。

別火の目的は練行衆が精進潔斎し、心身を清めていく期間になり
一番重要なのは、声明と呼ばれるお経の稽古で、
毎夜に読詠して唱え方や暗記に励まれております。

このような二月堂修二会(お水取り)も描かれた展覧会、
清水公照・平山郁夫・杉本健吉「祈りの美」展が
県立奈良美術館で開催されております。

65歳以上の方は無料ですよ。

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