昨日、訃報をいただいたので、枕経に向かった。高齢の方で、ずっと家で面倒を見てもらっていた。お施餓鬼に参詣するのが楽しみで、脇を抱えながらも、欠かさずに来られた。
読経の後で、遺族と相談をしていたのだが、何年生まれですか?と尋ねると、昭和五年ですとのこと。それで、白木のお位牌には、行年九十四 と記した。
今日、お通夜に行って、会葬御礼の用紙を見たら、昭和4年生まれ 享年九十五 と紹介されていた。私の聞き間違いかと思ったのだが、尋ねたときにすぐに記録をしたので、間違いはないはずだ。喪主さんに確認をしたら、本当は昭和五年に誕生していたのだが、戸籍上では昭和4年になっているのだそうだ。現代はともかく、昔は、誕生年月日が正確でないことはよくあったらしい。
書き直すために、新しい白木の位牌を預かってきた。