今朝方、電話をもらう。男性の某さんがなくなったとの第一報だ。
30年以上は、縁がなかった方だ。その家は、草が伸びていて、一見して空き家になっていることがわかるような状態だった。
その家の前を通る度に、どうされているんだろうかと思っていた。
そんな中、その家の方が亡くなったとのこと。
枕経に行って、色んなお話しを聞いた。そこで、生前中に戒名を取得していたとのこと。もちろん、宝泉寺道場で剃度式をしたとのこと。先代の時代のことで、私はすっかり忘れていた。墓石には、先立たれた妻の横に、御自身の戒名が既に彫られていた。
私には、縁が切れていたと感じていたが、そうではなかった。亡くなった方の娘さんが、しっかりと宝泉寺を覚えていてくださったからだと思う。
稀なことだが、何十年も経過してから縁が戻るということがある。