元々引きこもりで出不精のワタクシ。今年4月に突然左目が見えなくなり、ますます出不精に拍車がかかっています。
今日は、片目で生活するとどんなことが大変なのか、ちょっとだけお話させてください。
「遠近感がなくなる」「立体感もなくなる」とは、左目が見えなくなって初めて知ったことですが、それは本当に、驚くほどその通りだと実感しています。
例えば、電子レンジなどの、あらゆるボタンを押そうと指を伸ばしても、ボタンまでの距離がつかめないのでカラブリをしてしまう。玄関で鍵穴に鍵をさそうとしても、一度で上手くさせない。小皿にお醤油を入れようとして、驚くほどの量をこぼしてしまう。目玉焼きの黄身を割ったことなど殆ど無いのに、3回に2回は失敗する。
外を歩く時、真っ直ぐ前を向いていても、何となく左側の景色が見えていたものが、頭を左に向けないと、左側は殆ど何も見えない。だから急に自転車が来たりするのがとても怖い。人の右側に座って会話すると、頭をかなり左に向けないと相手の表情がわからない。
そもそも階段は気を付けているので、ゆっくり登ったり下りたりしますが、道路が怖い。特にタイル張りの道路を歩いていると、そこに段差があっても全く気付かず、派手に転びそうになる。病院通いをしている頃、体操選手の着地かよ!というくらい吹っ飛んだこともありました。
それから少し前に、恥ずかしいことがありました。食事をしようとお店に入ったら、入り口に消毒用の容器が置いてある。自分の腰より下の位置だったので、殆んど真上から見る感じです。ノズルの下に手を入れたつもりが、容器の上で液を構えている自分。お店の方が「えっ?」という表情をされ、「やだもう、何やってんだろ」と笑って誤魔化す自分。仕方ないことなのだけど、席についた後、ちょっと泣きそうになりました。
まぁ言ってみれば小さなことの連続なのですが、これまで何でもなかったことが、出来なくなるというのは、いやはやしんどい。
だけどね、そんな時、もこちんが言ってくれたんですよ。
「言っとくけどね、器用な〇〇が、どんな風になったって、あたしよりずっとちゃんとしてるよ。だから全然悲しまなくていい。悲しくなったら私のこと思い出して、元気出して!」
うん、ありがとう。身を挺して私を元気づけようとしてくれて。失敗したら、もこちんのこと思い出して笑うよ。こんな状態で、新たな仕事を始められるのか、凄く不安だけども、がんばるよ。
眼科医によれば、若い頃にこういう状態になれば、それなりに慣れるということもあるようですが、どうやら年を取ってからこうなると、慣れるというのはなかなか難しいのだそうです。
なんか愚痴っぽい記事になっちゃいました。でも吐き出したら少しスッキリしました。愚痴っても現実は変わらない。だからやっぱり前を向くしかないのだ!と自分に言い聞かせつつ・・・。
今日は、片目で生活するとどんなことが大変なのか、ちょっとだけお話させてください。
「遠近感がなくなる」「立体感もなくなる」とは、左目が見えなくなって初めて知ったことですが、それは本当に、驚くほどその通りだと実感しています。
例えば、電子レンジなどの、あらゆるボタンを押そうと指を伸ばしても、ボタンまでの距離がつかめないのでカラブリをしてしまう。玄関で鍵穴に鍵をさそうとしても、一度で上手くさせない。小皿にお醤油を入れようとして、驚くほどの量をこぼしてしまう。目玉焼きの黄身を割ったことなど殆ど無いのに、3回に2回は失敗する。
外を歩く時、真っ直ぐ前を向いていても、何となく左側の景色が見えていたものが、頭を左に向けないと、左側は殆ど何も見えない。だから急に自転車が来たりするのがとても怖い。人の右側に座って会話すると、頭をかなり左に向けないと相手の表情がわからない。
そもそも階段は気を付けているので、ゆっくり登ったり下りたりしますが、道路が怖い。特にタイル張りの道路を歩いていると、そこに段差があっても全く気付かず、派手に転びそうになる。病院通いをしている頃、体操選手の着地かよ!というくらい吹っ飛んだこともありました。
それから少し前に、恥ずかしいことがありました。食事をしようとお店に入ったら、入り口に消毒用の容器が置いてある。自分の腰より下の位置だったので、殆んど真上から見る感じです。ノズルの下に手を入れたつもりが、容器の上で液を構えている自分。お店の方が「えっ?」という表情をされ、「やだもう、何やってんだろ」と笑って誤魔化す自分。仕方ないことなのだけど、席についた後、ちょっと泣きそうになりました。
まぁ言ってみれば小さなことの連続なのですが、これまで何でもなかったことが、出来なくなるというのは、いやはやしんどい。
だけどね、そんな時、もこちんが言ってくれたんですよ。
「言っとくけどね、器用な〇〇が、どんな風になったって、あたしよりずっとちゃんとしてるよ。だから全然悲しまなくていい。悲しくなったら私のこと思い出して、元気出して!」
うん、ありがとう。身を挺して私を元気づけようとしてくれて。失敗したら、もこちんのこと思い出して笑うよ。こんな状態で、新たな仕事を始められるのか、凄く不安だけども、がんばるよ。
眼科医によれば、若い頃にこういう状態になれば、それなりに慣れるということもあるようですが、どうやら年を取ってからこうなると、慣れるというのはなかなか難しいのだそうです。
なんか愚痴っぽい記事になっちゃいました。でも吐き出したら少しスッキリしました。愚痴っても現実は変わらない。だからやっぱり前を向くしかないのだ!と自分に言い聞かせつつ・・・。
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