夏が終わって、秋になったというのに、私は季節外れの怪談本を読みました(笑)涼しい秋では、背中へ氷水をたらされたようにぞくっと寒くなる。
『鏡花百物語集』がちくま学芸文庫から出版されています。大正時代に新聞や雑誌の企画で怪談話がブームとなったそうです。『高野聖』や『眉かくしの霊』など、幽霊や怪談をテーマにした小説家といったら泉鏡花。彼が「お化けの隊長」(ちょっとコミカルで泉鏡花のイメージではないですけれどね:笑)なる呼ばれ方をして、様々な人と怪談話を繰り広げるというもの。
読んでいくと…「お化けの隊長」泉鏡花の話はまだかわいい。というのは、一緒に同席したメンバーの話がすこぶる怖い!開かずの間、芝居小屋、兵隊のお化け…かなりリアリティがあって、布団のなかで読んでいたら、眠れなくなってしまった(苦笑)怪談会では、芥川龍之介が唯一聞いたことがある、と前置きして話す幽霊の話も…。
怪談会では小説家たちの別な一面も見えるかもしれません。秋の夜に、ぞっとしてみるのも、また一興かも…。
●『鏡花百物語集』 東雅夫編 ちくま学芸文庫 2009年
『鏡花百物語集』がちくま学芸文庫から出版されています。大正時代に新聞や雑誌の企画で怪談話がブームとなったそうです。『高野聖』や『眉かくしの霊』など、幽霊や怪談をテーマにした小説家といったら泉鏡花。彼が「お化けの隊長」(ちょっとコミカルで泉鏡花のイメージではないですけれどね:笑)なる呼ばれ方をして、様々な人と怪談話を繰り広げるというもの。
読んでいくと…「お化けの隊長」泉鏡花の話はまだかわいい。というのは、一緒に同席したメンバーの話がすこぶる怖い!開かずの間、芝居小屋、兵隊のお化け…かなりリアリティがあって、布団のなかで読んでいたら、眠れなくなってしまった(苦笑)怪談会では、芥川龍之介が唯一聞いたことがある、と前置きして話す幽霊の話も…。
怪談会では小説家たちの別な一面も見えるかもしれません。秋の夜に、ぞっとしてみるのも、また一興かも…。
●『鏡花百物語集』 東雅夫編 ちくま学芸文庫 2009年
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