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子供の頃は誰でも甘いものが好きですが私の場合は大人になってからもその嗜好が変わりませんでした。
二十歳過ぎ頃までは甘いものと辛いものもののどちらを取るかといえば前者だったような気がします。
特にチョコレートなどには目がなかったのですが、今は目の前にチョコレートがあっても一向に手が伸びません。
周囲には甘いものへの自制が利かず糖尿病になった人も何人か居ますが、甘いもの好きだった私が特に意識することもなしにその難を逃れられたのは幸いでした。
全く自然に年齢と共に食べられる菓子の量が減ってきたのです。
しかしとは言っても甘いものが嫌いになった訳では決してありません。
普通の菓子などはそれ程食べようとも思いませんが、美味しい菓子を頂くとやはり幸福感も一緒に味わいます。
1つ不思議なことは普通の小さな饅頭や煎餅を食べると、それがそれ程美味しいものでなくても1つで納まらず次々に食べたくなることです。
2つ3つ食べたところで後はやはり健康管理を意識して、それ以上食べないようにします。
するとまた不思議なことに、一旦止めた後はもう全く食べたいという気が失せてしまいます。
こうした一寸した自制と運が良かったお陰で何十年来半世紀近く全く薬のお世話にならず過ごしています。
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