保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

舟の上、ゆらゆら揺れるハンモックで昼寝。

2011-04-21 11:06:49 | 船頭
「春眠、暁を覚えず」という言葉があるように、春の夜は本当に短いです。

しかも心地よく眠れるのでどうしても目覚めが容易ではありません。

桜の季節で少し忙しくなった私達船頭にとっても、疲れた体を癒すため、
もう少し眠りが欲しいと感じるのがこの時期です。

疲労と睡眠不足解消法はなんといっても、出航の前にするお昼寝!

この季節、暖かいポカポカ陽気に誘われて、僅かな時間でも熟睡できるのです。

はっちんのお気に入りのお昼寝スポットは乗船場に繋いだ
出航を待つ川下り船の長椅子です。

川にゆらゆら揺れて浮かんでいる船での昼寝は、気持ちのいいお昼寝タイムを与えてくれます。

川のせせらぎや鳥のさえずりがBGM。
綺麗な桜の花を見ながらのお昼寝です。

川面に吹く涼やかな風が頬を撫でる最高のリラクゼーションルームです。

頭の中をアルファ波が充満していくのがわかります。
いつしか深い眠りへと。

なんと優しく満たされた贅沢な一時でしょう。

まさに水に浮かぶ「ハンモック」です。

眠りのお供は読み残している書籍。
本を持つテもいつしか緩み、すやすやと眠りの中へ誘われます。

しばらくして強くなった風に吹かれて深い眠りから目を覚ますと、
目の前に舞散る桜吹雪の景色が!、まだ夢なのか?それとも現実?

区別がつかないほど不思議な感覚を味わいます。

この春、保津川での昼寝は、自然で働く私達船頭にとって、
自然が与えてくれた安らぎの空間での癒しの一時で、最高のリラクゼーションタイムなのです。

さて、出航の時間です。

最高にテンションあげていきましょう!