保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

16年ぶりに立命館大学を訪問。

2007-02-03 02:11:51 | シリーズ・京都を歩く
昨日、わが母校である立命館大学を訪れました。

母校を訪れるのは同窓会以来で、16年ぶりとなります。

今回の訪問目的は、昨年、同大学・文学部の学生さんたちが
「京都と亀岡に挟まれる保津峡観光」の現状について
調査した結果を発表する「京都文化リサーチ実習報告会」
を傍聴するためです。

私も400年事業委員長としてインタビューを受けた縁で
今回の報告会へ招待いただいたという訳です。

16年ぶりに訪れた立命館は本当に大きく変っていました!

在校生当時はなかった近代的な校舎や広いキャンパス、
学部会館の綺麗なエントランスなどが、卒業してからの
長い月日の流れを感じさせてくれます。

私が在学当時は大きな看板に「ゲバ字」と呼ばれる手書きで
書かれた政治批判や人権問題などを主張する看板がある意味
立命館の名物でしたが、そういったモノは一切見られず、
アメリカの大学を思わせる美しいキャンパスとして
整備されているのには本当に驚きました。
反骨精神旺盛なバンカラで硬派なイメージがあった立命館も
今では国際センス豊かで純粋に勉学に勤しむ環境の大学に
様変わりしたように感じました。

在学当時はなかったモダンな建築を施した校舎が建ち並ぶ
その合間に、昔見ていた風景が残っていたりすると
妙に嬉しくなるものですね。

よく授業の合間にカップのコーヒを買いに行った自販機など
当時のままの風景を見つけると、「あの時の俺達」が
そのまま映像となって浮かび上がり、なにかタイムスリップ
した様な不思議な感覚に襲われます。

あの頃、この場所で将来を夢見ていた自分と、今の自分の姿が
あまりにもかけ離れいることに、正直驚きながらも、また
この様なかたちで母校を訪問することになった不思議な縁に、
人生の面白みを強く感じました。

そして同時に、もう若くない自分を改めて自覚できた瞬間でもありました。

まさに「青春の思い出のかけら」に触れる事が出来た一日でした。

立命館大学は、明治2年(1869)に当時国際派政治家でも
あった西園寺公望公が京都御所の邸内に開設した
私塾「立命館」の称号を受け継ぐかたちで、西園寺氏の秘書官
であった中川小十郎氏が大正2年(1900)設立した大学です。
設立当初は京都法政大学校という名称で、勤労者の大学教育を
目指す夜学として開校された、当時では画期的な学校でした。
今では小学校から大学院まである総合学園で、開校130年
を越える日本でも有数の歴史を持つ学校でもあります。

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2 コメント

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私も立命館に行きました (ゴーヤな日々)
2007-02-03 08:07:37
2月1日の午後、
商店街のお祭りが作り上げられる様子を映像作品にして
地域ちいきづくりを支えようと考える学生さん
とその先生に会うために、
立命館大学を訪れていたゴーヤです。

学生さんと話をしていると、その真っ直ぐな考え方に
心を揺さぶられました。
この日、私が感じた想いは、
はっちんさんと似たところがあったんじゃないかなと、今、思っています。
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学生 (はっちん)
2007-02-08 16:17:23
ゴーヤな日々さんへ。

学生独特の感性は、けっこうバカに出来ませんね。

意外に見落としているところを素直に発見する
力がありますから。
これからは官・学・民で物事を考える時代かな。

でも、最近の立命の躍進には目を見張るものが
ありますよね。あの二条の大学院は凄い。
真剣に受験しようかなと思いました。


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