保津川下りの船頭さん

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平安京造営計画の基となった風水の「四神相応」思想とは?

2018-04-09 13:03:13 | シリーズ・京都を歩く
歴史地理学者の足利健亮先生は、京の都・平安京造営計画の基とした風水の「四神相応」思想を、
地理学上の計算により構成的一致を明らかにしました。

その図によると、比叡山と愛宕山を結ぶ点から逆三角形として交わる地点に横大路朱雀を取り、
その三角辺上に平行して存在する松尾大社と将軍塚に注目しました。

さらに愛宕山から将軍塚、比叡山から松尾大社を結ぶ点を対角線で結び、
交差する地点に平安京の中心・大内裏があることを地図測量で導きだしました。

大きな逆三角形の内に三角形を取る。そこが天皇様がおられる内裏であり、
その内裏を護る大将軍八神社が西に建てられている。

三つの地点から神仏の三合という方術が張り巡らされた平安京。

地理学出身の私にとっては、この足利先生の説に学術的ロマンを感じています。

そして、その愛宕山が望みながら峡谷を下るのが「保津川下り」です。

このような、京の山並みを眺めながら、歴史ロマンに浸ってご乗船いただくのも一興では?

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