こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
今回は最近特に問題化した印象のあるカスタマーハラスメントについて取
り上げてみました。
販売・飲食業界ではお客様は神様という言葉によって、数々のハラスメン
ト行為に悩まされてきた経緯があります。
もちろん、店舗・企業側の姿勢や対応に問題がある場合もあるので、全て
をカスハラで括ることは難しいです。
しかし、犯罪的なカスハラも数多くあり、被害にあった人の悩みも多く、
最近は販売・飲食の就業を避ける若い人も出て来ました。
店舗・企業だけでなく、行政や社会としてカスハラ対策が進むのかを今回
は占ってみました。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、塔のカードの逆位置が出ています。
塔のカードの逆位置は緊迫やアクシデント、誤解や不幸、無念や屈辱、限
界といった意味があります。
塔のカード自体が精神的な圧迫や不幸といった意味があります。
まだまだ抜本的な対策を取るところまではいかず、現場の対応に任される
状況が継続することを意味します。
もちろん、刑事罰の強化や積極的な適用などもあるでしょうが、店舗・企
業はイメージダウンによる影響を気にするため、よほどのことがない限り
はトレードオフのような考え方を取ることは難しいでしょう。
また、行政も多種多様な事例があることで一律のガイドラインなどを設定
することも難しく、コールセンターとスーパー、更には介護施設などでは
状況も異なるため、局所的な動きが主となるため、抜本的な解消に向けた
取組みは難しいようです。
次に環境条件ですが、太陽のカードの正位置が出ています。
太陽のカードの正位置は成功や誕生、幸運や満足、達成といった意味があ
り、活気やエネルギーというものを指します。
今の状況は景気であれ、社会的な将来に対する不安、高齢化による課題な
どによって暗い雰囲気に包まれています。
そんな中では単価も上げられず、売る側も買う側も心理的な不安定感を持
っており、将来に向けてこうした不安を解消できるような状況を作り出す
ことが重要となります。
もちろん、カスハラの中には金品の要求や脅迫、更には動画を世間に晒す
といった犯罪・迷惑行為もあります。
こうしたものは法令の整備で減らしていくことは可能です。
ただ、カスハラの多くがこうした犯罪的な背景ではなく、社会的な不安に
よって引き起こされている背景もあり、社会不安を取り除く努力を社会全
体で行わない限りは難しいようです。
今は地域によっては賃金を上げても就労者を確保できず、更に深刻な状況
となっている場所もあります。
この社会不安はお金を配ることや補助金で支援することでは解決できるも
のではありません。
単に景気を回復させたりすることでも意味はありません。
将来的なビジョンをしっかりと示して、高齢者から若い人たちまでが将来
を含めた生活の不安を解消させない限りは困難でしょう。
政府や行政にその責任はありますが、政治家やその政治家を選択する我々
もその責任を果たすことが大事になります。
太陽のカードはエネルギーと活気を示すカードです。
やはり、仮に少子高齢化であったとしても、将来に向けてのビジョンを示
し、不安を失くすことが重要となります。