一生の友達

　日本を離れて１年たった。学生のころは長かったが、仕事を始めてからはあっという間に半年たった。今は何年もこの暮らしをしているような気持ちになっている。良くも悪くも慣れたのだろう。
５１歳と自分で自分が信じられない。気持ちは全く老いてないのだが、老眼鏡が必要だったり、疲れが残ったり腰痛や左肩のしつこい痛み、増えた白髪、やっぱり肉体は確実に老いている。　２年間は持ってくれよ。。と願っている。
　次女をここの地区の学校に入れたいと思い、長いメールのやり取りをここの学校と終えようやく１週間まえに出生証明書と中学の成績表と私のビザと写真を送ったばかりである。学校からインビテーションが来ればいいが。。祈るばかりである。
　
　最近　水彩画をはじめた、参加者は年配の日本人や日系２世など小さな会である。自分の老後の姿が重なったりする。若いころの気持ちを思い出しながら書いてみたものの、なかなか思うようには行かない。色の作り方や水の量によるにじませ方。。デッサン。。まだまだ平面的な絵しかかけない。風景画も油絵みたいな塗り方をしてしまう。もっと透明感のある絵が描きたいわ。
　お琴はずっと弾きたくて夫に送ってもらうことにしたが、自分が中学生のころのイメージが強いので、現実弾いてみるとまたがっかりしてしまうかもしれない。中学生の自分はいろんな可能性を持っていたと思う。しかし琴も美術もぱったりやめてしまった。高校までは続かなかった。今独りになって、そのころの達成感をまた味わいたいと思っているが。。。。。。？はたしてどこまでできるか、時間が必要だ。

　義理の兄の名言で、「自分の一生の友達を作りなさい、人間の友達はいなくなったり変わったりするから、それ以外の友達をつくるといいよ。」兄は三味線を友達にしいつも弾いて、プロ級になった。今はクラシックギターが友達。一番の兄のファンは妻である姉。よき夫婦である。私たち夫婦もそんな風に年老いていきたい。兄はもともと音楽の才能がある。歌唱力もあり声は橋幸雄？若いころバンドを組んで,何でも楽器はこなせる人だ。音楽と英語の勉強が友達、、兄のように常に探究心を失わない人はぼけないだろう。
　皆さんも極めようと思っていることはありますか？一生の友達。