散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20090405最近読んだ本

2009年04月05日 08時46分42秒 | 読書
■「仏像風土記」久野健
京都と奈良以外の地方の仏像を多く取り上げた本。素朴だったり、思ったより華麗だったりなかなか。

以下、図書館の5冊。
■「ハラダ発ライ麦畑経由ニューヨーク行」原田宗典
1999年から2000年頃のニューヨーク事情かな。私は1998年に行ったことがあるのだが、怖い思いは全くしていない。もう一度行ってみたいと思う場所である。

■「し」原田宗典
死・使・姿など、「し」と読むことのできる漢字にまつわる話。50音の中で最も当てられる漢字が多いらしい。ところで彼の本がしばらく出版されていないと思っていたが、どうやら鬱だったらしい。

■「将棋脳」中原誠
私はいろいろなことをたとえば野球で例えて言うのが好きではない。この本でも将棋の駒の特徴を会社の役割に例えているのだが、サラリーマンをしたこともない人が笑わせる、と思うのである。

■「宮勤事件」一橋文哉
この本によると、宮は精神に異常は全くなく、(自分なりに)完全犯罪を目指して演技をしているということなのだ。検察もそれを分かっていながら、話がややこしくなるので、そのままにしているらしい。本当か?

■「ビリヤード入門」小池京子、森陽一郎、岡田康彦
昔、流行った頃に何度かやったものである。

今年初の

2009年04月04日 20時19分53秒 | 飲み歩き・琴似界隈
今年になってから、ずっと行こう行こうと思っていた、琴似の居酒屋「D」へ。まずはちょいとビールで喉をうるおす。さあ、今日のメニューも気になるものばかりである。この店、メニューを見ると実にそっけない記載であるが、出てくるものはほとんど間違いなく美味しい。

まずは赤ガレイとニシンの刺身、酒はマスターにお任せして黒龍垂れ口を出してもらう。刺身は赤ガレイのしっとりした感じも美味しかったが、やはり珍しいニシンだ。細かく骨切りされているので小骨が気にならず、ニシンのちょうど良い脂分だけが感じられる。



続いて海老と野菜のゼリー寄せ。透明なゼリー状の出汁がかかっているのかと思ったら、牛筋からとった自家製ゼラチンでしっかり固めたもの。しかし口どけは良いし、濃厚な味わい。その中からいろいろ野菜としっかりした海老の身が大量に出てくるのだ。



続いて、根知男山吟醸生をお供に、天然ぶりのかぶと煮。いわゆる寒ブリというのは非常に高値がつくものだが、子供がちょっと入った瞬間(まだ栄養はほとんど取られていない)に、値段が1/4くらいになるのだそうだ。そのお得なところを頂く。指同士が張り付いてしまうほどのゼラチン質だが、食べるとさっぱりしている。肉らしいところから、トロトロの部分まで味わいも幅広く楽しめる。



ぶりかぶとで酒を飲むのを忘れてしまい、生しいたけ焼きを食べつつ、残りの酒を飲む。最後に洋酒をということで、マスターに頼むと「今日は余りないんですが」と、訳の分からないマニアックボトルを5本ほど出してきた。いろいろなオールドボトルに目がくらみつつ、DANIEL BOUJU EMPEREURというコニャックと、ホタテグラタンを注文。



コニャックはつぎだした瞬間に分かる甘い香り、飲んでみると程よく酸味が入り、重さがなく飲みやすい。その余韻の長さを楽しみつつ、ぷりぷりしたホタテとエリンギの入ったグラタンを食べる。洋風組み合わせがピタリ。



最後に小皿に謎の紫色の練り物のようなものが出た。紫芋かとおもったら、ナッツとレーズン入りのチーズに餡子をまぜたものなのだ。これが絶妙の味わいで、誰かぜひハーゲンダッツ社に教えてやって、製品化してほしいものだ。

本日は朝早くからの仕事で、これにて帰宅。疲れた。

20090404ギャラリー巡り

2009年04月04日 17時01分30秒 | ART
本日は仕事が何時に終了するのか分からないため、ドニチカキップを購入しないで出社した。ということで、以下はすべて歩いて巡ったものである(ちょっとセコイ?)。

市民ギャラリー→札幌市写真ライブラリー→道銀駅前→富士フィルムフォトサロン→クロスホテル→時計台→道新→NHK→丸井→北海道画廊→ivory→さっしん→スカイホール→三越→大通→リンケージプラザ→札幌市資料館→近代美術館の18か所。

追記:ラルズプラザの骨董市にも行ったから、計19か所だ。さいとうギャラリーは4月2日訪問済。

■札幌市写真ライブラリー「まつり・祭り・MATURI」。常設展は札幌の祭り特集であった。昔の祭りが本当に楽しみだったころの時代が蘇ってくる。

■時計台ギャラリー「外山欽平油絵個展」。今回はただでさえ直線構成だけなので難しいと思われる「L」だ(この方、アルファベットを1文字づつ絵画化するシリーズに取り組んでいる)。しかし「L」と言っても、大文字・小文字・筆記体・ブロック体とあるし、色彩の変化も面白い。

「佐藤仁敬個展」以前「サッポロ未来展」で1点だけ見た時から気になっていた。少々アンバランスなほど手足の大きな女性が目を引く。何かの悩みを抱えつつも、逞しく生きる生命力がある。今日は、初めて見たと思う草原と樹木をバックにグリーンの服を着て顔を覆う女性の図が良いと思った。タイトルはほとんどが「Paranoid」なので、説明が難しい。

以下の写真は散策の途中に取ったもの。



のぼりたい!





こういう時、以前に何があったのか思い出せないものだ。





26725歩。

一応祝杯

2009年04月04日 12時45分07秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
本日は5時半起床で、仕事へ。私が担当していたシステムが稼働を迎えるのである。7時から稼働状況をチェックし、11時半ころ無事終了。めでたくシステムの運用開始となった。

さて、こういう日はちょっと一杯飲むしかあるまい。ギャラリー巡りをスタートさせながら、札幌駅近くの「D亭」へ。ビール、日本酒、かつ煮、マグロぶつで1100円のセットでささやかに飲む。



東京でマグロぶつというと立方体に近い形のような気がするが、この店は普通の刺身の形であった。かつ煮の濃厚な味に一味をかけると、ビールにも日本酒にも実によく合う。





しかし、昔は札幌駅の周辺にこういう食堂兼一杯飲み屋のような店が沢山あったと思う。最近はこういうゆるい店がなくなってしまった。時代の流れではあるものの、駅近くの飲み屋という魅力が薄れてしまった。

それはさておき、これを昼飯代わりにして、ギャラリー巡りを継続しよう。

20090403最近読んだ本

2009年04月03日 22時35分11秒 | 読書
■「アイの物語」山本弘
ロボットが地上の大部分を支配している時代。そのロボットに捕まった人間が、過去のフィクションを語り聞かされる。そして最後に聞かされた真実の話とは…。アシモフを踏まえ、現代のAIを踏まえたからこそ書ける、現代のロボット物語である。

■「黒蜘蛛島」田中芳樹
怖いものなしの女性警視が、大富豪が住む孤島(悪の巣窟)に乗り込む。そしてあらゆる悪人、奇怪な生物を壊滅させるというアクションもの。

以下、図書館の5冊。
■「中嶋悟のF1日記 Part2」中嶋悟
引退直前の3年間の日記。外から見るとおおざっぱにしかF1というものが分からないが、非常に細かいいろいろなことがあるようだ。

■「大銀杏を結いながら」床寿、武田葉月
朝青龍、高見山、千代の富士、小錦の髷を結ってきた人の話。非常に面白い人生である。

■「ひよっこ茶人の玉手箱」松村栄子
インターネットのメーリングリストを使って交流しながら、茶道を学ぶ話。スポーツよりはやってみたいものである。

■「カポエイラ入門」
結局、格闘技なのだろうか、それともショー要素のあるダンスなのだろうか。どちらの要素も含まれているのだろうと理解しておくか。

■「茶道入門」松井宗幸
先ほどはやってみたいと書いたものの、写真に登場するモデルの人たちが全く笑ってないんだよな。あまり楽しそうに思えない。

面白いカクテル2

2009年04月02日 20時46分36秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
暇なせいか、今日もすすきののバー「N」へ足を運ぶ。1杯目は今日入ったという日向夏とアクアビットのカクテル。アクアビットはついにオールボーがなくなってしまい、本日はスコーネ。もちろんマズイ訳ではないが、味は相当違う。これから馴染んでいくのかなあ。

2杯目はカルヴァドス+フェルネブランカという大胆な組み合わせだ。量は1対1なのだが、香りはカルヴァドス、味は完全にフェルネブランカが支配している。次回作ってもらう時には、7対3くらいの方が良いかもしれない。

3杯目はアルザスのマール。香りがよくて飲みやすい。4杯目に昨日と同じくマティーニ。私は「N」では冷凍と常温のジンを半々で使ってもらうのだが、そんなことから「常温のカクテルは何があるか」という話題になった。

Nさんも私も、最初に思いついたのはニコラシカ。しかしあれはカクテルらしくないし、その後「B52」「プースカフェ」と出てきたところで、私が「自分の好きなリキュールだけでプースカフェを作ったら美味しいかも」と余計な事を思いついてしまった。

「SHさんの好きなリキュールは、似たようなのが多いですから」と言うので、エキス分の違いそうなのをいくつかあげてみた。「カンパリ、フェルネブランカ、シャルトリューズヴェールとか…」というと、Nさんが「遊びで」ということでちょっと試してくれたのだ。

見ていると、カンパリとフェルネブランカは混じりそうだったが、シャルトリューズは全く比重が違い、上手くフロートできたようだ。少量なので、一気に飲んでみる。なるほど、これは面白いかも知れない味だ。苦い・強いで人にはお勧めできないが、また飲んでみたくなるカクテルだ。

今日は客が私一人だったのだが、またそういう時に試してもらうことにしよう。他のお客さんがいる時に、とてもこんなことはできない。

20090401最近読んだ本

2009年04月01日 22時26分35秒 | 読書
■「人生を救え」町田康、いしいしんじ
役に立つような気もする人生相談と、脱力の対談(再読)。

■「入門! 美術コレクション」室伏哲郎
美術品を見る→買う→売る、にはどうしたら良いのかという本。今のところ私は見ることだけに終始しているのだが、いつの日か買う日が来るのだろうか。

■「耽美なわしら2」森奈津子
登場人物が全員、同性愛者の怪作2作目。丁々発止の皮肉対決が面白い。

■「配達あかずきん」大崎梢
いわゆる「日常の謎」ものの推理小説。舞台が書店だから、本好きにはたまらないのではないか。とはいってもそこに甘えることなく、謎の幅の広さを楽しむことができる。

以下、図書館の3冊。
■「車中泊入門」武内隆
「車中泊」専門のMOOKが出版されているのには驚きだ。寒くさえなければ、自室で日本中を移動、楽しいのだろう。

■「プロレスラー「肉体」の真実」ミスター高橋
この人の話にすべて耳を傾けるわけにもいかないのだが、プロレス界の体作りに多くの問題があるのは事実だろう。

■「モリさんの釣りバカ料理天国」盛川宏
とにかく食べる描写がうまそう。ちなみにこの本を読んだ日の私の夕食は「鰆」の塩焼きであった。北海道ではちょっと珍しいかも。

面白いカクテル

2009年04月01日 20時43分55秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
本日は創成川東のバー「R」へ。

1杯目は散々迷った末に角ハイボール。2杯目はオーソドックスにマティーニ。3杯目にこの間話題に出た、ラフロイグベースでサイドカーのように作ったカクテルを注文してみた。

当然のことながら、圧倒的にラフロイグの味がするのかと思ったが、酸味と甘みで中和され、意外とマイルドだ。思ったより、ラフロイグは周りになじむものであるなあ。

以上3杯で結構酔い、帰ってから早々に寝る。