散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

日曜日のやさぐれた男たち

2012年10月21日 17時25分42秒 | 食べ歩き
日曜日は大体平穏無事な時を過ごすのだが、今週は例の情報処理試験を受けに行ったのである。高々試験とはいえ、9時半から16時半まで拘束されるとあっては、並大抵のことではない。終了後、丸井今井で仏像フィギュアを見てから、すすきの方面にぶらりと足を延ばしてみた。

すると、日曜日にやっているんだね。焼肉「K」へ行ってみることにした。カウンターには恐らく誰にも相手をされることのないであろう、寂しい男たち(全て一人客)が集っている。その仲間に参入して、コップ酒と上ホルモン、サガリを注文。

最初に通しのキムチ、ナムルとタレがやってくる。150円でこれだけ充実した通しもあるまい。



そしてホルモンとサガリだ。肉っぽい所と内臓っぽい所のバランスがいい。





燗酒でこれらをひとしきりやってから、ハツ、豚ナンコツを追加。燗酒も追加だ。





この2品の歯ごたえの強さで、急に満腹感が押し寄せてきた。特に客に構わない風の店主であるが、炭火が弱くなったら追加を、タレが減ってきたら追加を、とさりげない動きがありがたい。

ご飯&スープも行ってみたい気もしつつ、今日はこの位にしておこう。



20121020最近読んだ本

2012年10月20日 23時47分06秒 | 読書
■「フェイスブックが危ない」守屋英一
再読。

■「聖域の殺戮」二階堂黎人
再読。

■「修羅の終わり」貫井徳郎
再読。

■「修羅の門 第弐門7」川原正敏
今回は公式試合以外の戦いなので…。

■「鬼流殺生祭」貫井徳郎
再読。

■「いつかティファニーで朝食を 1」マキヒロチ
色々なことに疲れた女性が、とにかく美味い朝食に出会って復活するような話。確かに朝食が美味しくて、バリバリ食べられる時は、調子のいい時だ。

■「本日7時居酒屋集合!」椎名誠

■「カンナ奥州の覇者」高田崇史
アテルイに関するミステリ。日本の歴史を敗者の立場から描いたならば、大変な違いがあるのだろう。

やっと本屋さんに行き、講談社文庫など6千円以上購入。結構な散財だ。

20121020ギャラリー巡り

2012年10月20日 13時37分44秒 | ART
本日は三越→スカイホール→さいとう→富士フイルム→大通→道新→時計台→STV北2条→たぴお→大同→道教大サテライト→大丸→札幌駅の13か所。

■時計台ギャラリー「山下かさね水彩展」。個展が非常に楽しみな一人である。描写が細かく、しみじみ良い画を描かれる方だ。
「水鳥」:鴨と細い植物の蔓。日本画のようである。
「戸棚」:ガラス瓶にホルマリン漬けの標本たち。静謐さが感じられる。
「風習」:盆踊りに集まった人だろうか。ああ、今年の夏も終わりだなあとしみじみ思う作品。
「まよいだに」:サルノコシカケが何層にも重なった所。迷い道くねくね、だ。
「セム・オマ・イ」:ゼンマイだろうか。小さな植物がニョキっと、立体感がある。

■時計台ギャラリー「Dix Copains作品展」。
豊島輝彦「モン・サンミシェル」:あえて海はほとんど描かず、それでいて爽快な風景だ。
豊島輝彦「ギリシャの露商」:露店での商売、そして味のある店主。いろいろなことを想像させられる作品だ。でも、何か買おうとしたら、きっとボラれるに違いない。

■時計台ギャラリー「安味真理展」。
「包まれて1(本当はローマ数字の1)」:緑色をバックに、炎が渦状にうねる。色彩が素晴らしい。
「溢れでる1(同上)」:こちらは赤系の渦が、マグマのようにねじくれている。

■STV北2条ビル「武石英孝展」。
「鮭」:高橋由一オマージュか。鮭もいいのだが、漆黒のバックが好きだ。

ナイス歯ごたえ

2012年10月20日 12時25分03秒 | 食べ歩き
今日の昼飯は中華料理の「C」に久しぶりにやってきた。注文はBランチの五目チャーハン。



うむ、チャーハンはパラリとふわっとの中間でいい仕上がりだ。具はエビ、チャーシュー、ネギ、ニンジン、そしてやけにいい歯ごたえがすると思ったら、キュウリの小さな角切りが入っていた。これはナイスアイディアだ。

スープは少しとろみが強く、もう少しさっぱりした感じが良かったが、全体的にいい昼食になった。


ブラックソーン

2012年10月19日 20時53分44秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
蕎麦で腹が満ちた後は、すすきののバー「N」へ。

お客さんの要望だろうか、日本ハム・ソフトバンク戦の中継が流れている。

何も考えないままに到着したので、1杯目はさっと名前の浮かんだサウダージにしよう。これを飲むのも久しぶりだ。



2杯目はこちらも久しぶりの官能的なカクテル。今日はテキーラバージョンにしてみた。テキーラの風味がなかなか良い。

3杯目は「ウイスキーらしいカクテルを」と最近流行りの注文をすると、アイリッシュウイスキー(本来レシピより多め)+ベルモット+ぺルノー+ビタースのブラックソーンというカクテルが登場した。これは少々珍しい味わい。ちなみにブラックソーンという木になる実がスロージンの原料になるらしい。いや、知らないことってあるもんだね。

カウンターに本があったので、Nさんに、「切り絵の成田さん、お亡くなりになったんですよね」というと、さすがにバー界では有名なお方なのか、ご存じのようであった。

まあ、そんなこんなで、すっきり週末を迎えられるであろう。と思ったが、日曜日にまた面倒な所用があるのだった…

蕎麦屋の一杯

2012年10月19日 19時33分59秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
今日は微妙な感じだったが、そこそこの時間に業務が終了。ふらりとすすきの方面に行ってみることにした。どこに行こうかと迷いつつ、狸小路で先日行った蕎麦屋「S」へ。前回は昼に行ったのだが、酒メニューがあったので、少々気になっていたのである。

1杯目は旭川の法螺吹を注文。最近の北海道の酒はおおむね間違いがないね。

つまみは鳥ごぼうとおからを注文。





ああ、こういう素朴な味がいい。

2杯目は金滴酒造の白鳳。こちらもすっきりしつつ、なかなかの味わいだ。つまみはみやこかぼちゃの塩煮を追加する。甘ったるくないかぼちゃがいい感じだ。



最後に白蕎麦の冷たいのを注文。やや硬めの蕎麦が美味しい。蕎麦湯をもらって、「ああ、これでいい。いや、これがいい」等と心の中で「孤独のグルメ」の真似をしつつ、蕎麦を堪能したのであった。


20121015最近読んだ本

2012年10月15日 21時54分35秒 | 読書
■「O.tone vol.48」
今月はそば特集。何だか特定の特集が多いなあ。バー特集を早くやればいいのに。

■「後悔と真実の色」貫井徳郎
死体から指を切り取るという連続殺人が発生。果たして快楽殺人なのか、何らかの理由があってのことなのか。エンディングは急展開で、全体的になかなか面白かった。

以下、図書館の5冊。
■「仏像に恋して」真船きょうこ
静岡出身の作者らしい。浜松にも結構いい仏像があるようで、これを読んでいれば行ったものを。

■「フェルメールの眼」赤瀬川原平
まだ実物は2点しか見たことないからなあ。

■「あしたはワタシのお葬式」まついなつき
最近、自分が死ぬことは何となく想像ができるようになって来たのだが、葬式は考えられないなあ。

■「知識ゼロからのキリスト教絵画入門」池上英洋
まだ、知らない名作が沢山ある。

■「京都12ヶ月年中行事を楽しむ」若村亮、らくたび

20121014最近読んだ本

2012年10月14日 21時01分44秒 | 読書
■「和菓子のアン」坂木司
デパート地下の和菓子店でアルバイトを始めた主人公。お菓子や変な客などにまつわる謎に巻き込まれることに。和菓子の専門知識を効果的に使っている。

■「FOR RENT -空室あり-」森谷明子

■「身代わり」西澤保彦
タック&タカチが復活だ。これからも頼むぞ。

■「探偵ザンティピーの惻隠」小路幸也
ニューヨーク在住の探偵が、かつて出会った日本人の写真を遺族に届けたいという依頼を受け、北海道にやってくる。たちまち遺族らしき家族が見つかり、簡単に解決かと思ったが…。ユーモアと何とも言えない情感がある。

以下、図書館の3冊。
■「韓国食めぐり」新見寿美江
札幌には中華料理店はあれども、韓国料理店はほとんどない。もちろん焼肉屋さんはあるのだが、あれはあれで少し違うだろう。

■「ねがいは「普通」」佐藤忠良、安野光雅
平易な語り口で、なかなか深い。

■「男と女の居酒屋作法」太田和彦
居酒屋はいわゆる名店ももちろんいいのだが、それほどでもない大衆店の(ほど良い)ワイワイガヤガヤも良いものである。

何となく秋の味覚

2012年10月14日 13時19分52秒 | 食べ歩き
本日は午後から雨の予報だったが、昼過ぎまではかなりの好天だ。ぶらりと二十四軒のビストロ「PE」へ。

まずは前菜からで、季節野菜のカレ、さつおう玉ねぎのキッシュ、田舎風パテとピクルス、鴨のスモーク。季節野菜のカレは色々な野菜が入っていて、単独でも複合させても美味しい。キッシュは玉ねぎの甘味と滑らかな舌触り。鴨のスモークは非常にしっとりした仕上がりだ。



メインはルスツ豚のロティ、山ぶどうと白ぶどうのソース。これがぶどうの味で何となく秋を感じさせる。豚肉は通常の状態と1週間程度熟成させたものを使っているとか。熟成した方が風味が強くなっているように思う。



デザートは柔らかプリン、フランボワーズのソルベ、コーヒーとチョコレートのマシュマロ、エピス風味のクッキー。甘く柔らかいプリンと、酸味のきいたソルベの対比がはっきりしている。



ということで、この後図書館に立ち寄ってから帰宅。まだ天気は崩れない。

20121013最近読んだ本

2012年10月13日 23時36分18秒 | 読書
■「銀座食べ歩きポケットガイド」アスペクト編
あまり銀座には近づかない人もいるかと思うが、意外に安い店も沢山あるのだ。

■「逆説の日本史 別巻2 ニッポン風土記東日本編」井沢元彦
静岡旅行を思い出し、遠江国・駿河国・伊豆国と3つを渡り歩いたのだなと思いだすのも楽しい。

■「≪バジス≫発進! ペリーローダン434」フランシス、マール
史上最大の探査船バジスが発進。しかし、発進するやいなや内部に化け物が。

■「路上観察華の東海道五十三次」路上観察学会
こちらも静岡に行ってから読みなおすと面白い(再読)。

■「ロードムービー」辻村深月
再読。

以下、図書館の3冊。
■「昭和わんぱく遊び図鑑」佐伯俊男

■「先斗町のすべて」先斗町歌舞会監修、溝縁ひろし、杉田博明
全く縁遠い世界である。

■「いいねえ~ 江戸売り声」宮田章司、瀬知エリカ
江戸では毎日いろいろなもの売り(あさり、納豆)がやってきて、また引取屋(灰、し尿など)もやってくるのである。ある意味非常に合理的だと思う。

20121013ギャラリー巡り

2012年10月13日 15時56分51秒 | ART
本日は資料館→コンチネンタル→大丸→エッセ→道新→大通→富士フイルム→CAI02→三越→スカイホール→さいとう→SYMBIOSIS→アリアンス→NEW STARの14か所。

■ギャラリーエッセ「SANDS」。
濱田結「そして手をつかんだ」:画筆で線を引く場面を描いた作品。何だか味がある。
豊島冴子「family portrait」:というタイトルでありながら、小さなパンケーキを描いた作品。上手い。
家常知里「遠い声」:目を伏せる女性の画。ひそやかな感じ。

■道新ギャラリー「青野昌勝 個展」。
「岬の残像(サロマ竜宮台にて)」:手前に枯木を配し、湖の緑と光の白が印象的。その他の作品も全体的に青系統の色彩が強く、独特の色彩表現である。

■大通美術館「輔仁会美術展・書道展」。本郷新、佐藤忠良、本田明二の作品も出品されている、西高OB・OGの展覧会。
白鳥信之「小石の静物」:静かに、しかし少しカラフルな石が描かれている。
尾崎行彦「25cmとの出会い(本当はcmではなく、平方cm)」:身近なものを描いたミニ版画集。マーブルチョコレート、ラーメン丼、永谷園のお吸い物と気になる品々が多いのだ。
前田健浩「fanasista」:ヨドバシカメラの前にヘリコプターが急降下。その前にサッカーボールと少年。全体の色が赤紫のフィルターをかけたようだ。

■さいとうギャラリー「べるぱぴえ 銅版画展」。
坂みち代「昆虫採集」:高層ビルの足元に、虫取り網を持つ子供が立つ。
佐藤麗子「紫陽花2」:光と影が上手く表現されている。
久保田道子「風・海・雲」:海の上を帆を張ったヨットがはしる。雲が流れ、爽快な景色だ。

こちらは2か月ぶりの訪問

2012年10月13日 15時44分46秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
さすがに14時台となると、酒を飲める場所が限られている。今日は久々に「第3Mセンター」にやって来た。いよいよ秋めいてきただろうと、燗酒、にしん切込みからスタートだ。



前回は8月の後半にやってきて、この時も秋の始まりを感じていたのだ。しかしその後、記録的に暑い9月を迎えることになってしまい、10月になって、やっと秋気分も本物というところであろうか。

2杯目は角ハイボールを飲んで、初めて注文するかもしれないコロッケを食べる。何の変哲もないコロッケを、一つはソース、もう一つは醤油で食べる。ハイボールとの相性も上々と言えるだろう。



やっぱり和む、「第3Mセンター」の昼下がりであった。


えっ、半年ぶり?

2012年10月13日 11時39分54秒 | 食べ歩き
随分久しぶりに札幌駅近くのカレー「I」にやってきた。そして、約半年ぶりのカレースパゲッティを注文。前回来た時はミートスパゲッティを食べたのであった。それからイベントやら旅行やらで、忙しい夏を過ごし、実に久々のこの味である。



うーん、特に何でもない所が美味い。やっぱりこれだよ。

秋の風味

2012年10月10日 18時53分05秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
本日もすすきののバー「SL」へ。かなり久しぶりかな。

1杯目はI.W.ハーパーのソーダ割り。こいつを飲むのは20年振りくらいだろうか。

2杯目は「ウイスキーらしいカクテルを」と昨日と同じ注文をしたところ、ブルックリンが登場。レシピはライウイスキー+ベルモット+マラスキーノ+ピコンで、ほど良いウイスキー感の後に、苦みが引き締めてくれる味わいだ。

ここで目についたのが「銀杏」。大好きなので今シーズン初の銀杏を食べてみよう。



うーん、粒も大きいし何とも香りのいい銀杏だ。ここで3杯目はなぜかマティーニ。

すると最後にキノコ汁が出た。本来、今日の通しに作っていたのだが、私が来た時間が早すぎて、初めに出すには間にあわなかったのだそうだ。入っているのは天然舞茸、ボリボリなどで、生姜を少し効かせてある。しかし、マティーニを飲んだ後に、これが実に美味いね。汁に少しとろみがつくほど、きのこの旨みが出まくっているのだ。

今日も定量の3杯ということで、この辺で帰宅しよう。

少し珍しい竹鶴

2012年10月09日 18時42分57秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
本日は休み明けそうそうに、すすきのの北側「C」へ。

1杯目はウイスキーソーダ、2杯目は「ウイスキーらしいカクテルを」とお願いして、ドライロブロイ(アイリッシュ使用で)を作ってもらう。これはなかなか飲みやすいカクテルだ。

3杯目はマスターから紹介があったので、さっそく飲んでみよう。ちょっと珍しい竹鶴17年ノンチルフィルタードである。アルコール度数は46度と少し高め。味は甘くはないが、少し華やかな感じ。これはなかなかのお勧めウイスキーだと思う。