この週末から日本列島に寒波の予報が出てますね。
上空500hPa(ヘクトパスカル)の天気図をみると、5400m付近の偏西風がシベリアから日本列島に大きく蛇行していて、シベリアの寒気が日本列島に流れ込みやすくなっていますね。
北海道の北に、上空の低気圧(寒冷渦)があって偏西風が寒冷渦を回るように日本列島に蛇行していてます。
これが長期的に続くと12月豪雪もあるのでしょうか。
(断っておきますが、私は専門家ではありません。気象予報士でもありません。)
12月の積雪データを調べてみました。
今回は、群馬県みなかみ町藤原のアメダスデータです。
檜枝岐、只見、守門、津南も調べましたけど、書くのが大変なので、藤原のアメダスだけでご勘弁を。
群馬県みなかみ町藤原 アメダス (標高700m)
2000年以降の12月の最深積雪が、1m以上、2m以上を調べました。
まず、1m以上です
2000〜2009年間で、7回(2000、01、02、03、05、08、09という意味です。)
2010〜2019年間で、5回
2020〜2023年で、2回
2m以上
2005年、2023年の2回です。
2005年12月は、最深積雪280m
2020年12月は、最深積雪212m
です。
調べてみて、12月に1m以上積もるのは、クリスマスの頃からが多いようです。よくクリスマス寒波と言われるのはこのためでしょうか。
記憶に新しいのは、2020年12月の寒波ですけど、新潟の湯沢や津南から群馬県みなかみ町藤原辺りで極端に降雪量が多くなった時です。
最近よく聞く、線状降水帯、それの雪版といったところでしょうか。
2日間位で積もった豪雪でした。
このときは、福島県檜枝岐や長野県野沢温泉辺りも降りましたが、これほどまでの降雪ではありませんでした。
さて、平成17年、いわゆる2005年12月寒波と同じようなことが、今回起こるのでしょうか?
この年は、昭和から平成になり暖冬傾向が続いていたので、この寒波はよく覚えています。
アメダスで調べたところ、12月10日頃から日本海側の積雪が増えはじめ、年明けの1月上旬まで寒気が居座りました。
この年の年末に、日光白根山へテント泊で入りましたが、日光湯元温泉で3m位の雪の壁で、寒波の影響でサラサラの粉雪であり、湯元からほとんど進むことができなかったので、よく覚えています。もがいても、もがいても雪を泳いでる感じでした。
さて、この2005年も11月まで暖かく、紅葉が遅れていて、今年と似てました。
とにかく12月10日頃から冬型の気圧配置が断続的に続いてました。
西高東低冬型の気圧配置が崩れないんですよね。
日本の西に高気圧、東に低気圧があるわけですが、日本の東にある低気圧がやっと去っていっても、シベリアの高気圧がずっと張り出して、日本海辺りで低気圧が発生して、日本を通り過ぎて、また西高東低冬型の気圧配置になるという、とにかく日本海側はそれで雪が続くわけですし、太平洋側は晴れが続いていたのを覚えてます。
豪雪は日本海側にお住いの方々はホント大変だと思います。
例年並みの適度な降雪で、綺麗な雪景色には期待したいです。
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