筑波高校の「つくばね学」
筑波山ガマの油売り口上を実習風景
茨城県立筑波高校(つくば市北条)は今年度から地域について学んだり周辺施設で職業実習をする2、3年向けの「つつくばね学」が新設されました。2年生108名が教育、福祉、農業、製造、医療、伝統文化の25の実習先の中から実習を希望した施設等で実習することになっています。
実習を通して、
①近隣の工場、農家や小学校での職業実習を通し生徒の社会性や地域への関心を高める。
②筑波山麓にある学校周辺の公共施設、福祉施設、小学校などでの様々な体験沽勤を通じて,多様な立場の人や異世代の人とふれあうことにより、自己を見つめ直し、人との心のつながりや杜会とのつながりの大切さを理解する。
③社会人としての責任を体感することにより、杜会規範意識を身につけ、思いやりの心を育むとともに、自尊感情のある自立した人間へと成長する。 このようなことを目指しています。
ガマ口上保存会も「筑波山ガマの油売り口上」の講座を選択した2年生5名に対
し9月15日から来年2月上旬まで11回の予定で指導をしています。既に9月15日、22日、10月27日,11月10日,17日と5回実施、講座を重ねるうちに生徒は実習に慣れてきています。
人前で大きな声を出したり刀を振り回したりと初めて経験することばかりですが、それだけに貴重な経験になり、得るものも多いと思います。受講生皆、刀剣女子よろしく興味深々意欲的に取り組んでいます。
ガマの油売り口上の実習を通してコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力とともに熟年・異世代の人と触れ合うことにより「人間力」の向上につながるものと期待しています。
その授業風景の一端を紹介します。
1 大久保会長の講話『正しい判断 自主的行動』
2 生きたガマガエルに興味深々
3 帯びの結び方を指導しているところ
4 刀の所作
5 ガマ口上で腕を切る場面
6 ガマの油売り口上の練習