エレベーターが速かった。いや、それはおそらく気のせいなのだろう。しかし紛れもなく、普段と違うスピード感を覚えた。それはある日の夕暮れのこと。
面白くない授業を聞き終え、いつも通りの雪道を歩く。行きつけのコンビニでいつものパスタを買い、足早に自宅へ。寒さと、自分自身から逃げるように。
ポストを確認してから、エレベーターを待つ。ウチのマンションには非常用以外の階段がない。エレベーターに乗るほかない。それすらも煩わしいのだが。
箱が到着した。フライング気味に乗り込む。肩が少しぶつかる。焦っている。なにをするでもないのに、急いでいる。そんな自分がさらにみじめに思える。
扉が開き、箱から降りる。しかし、立ち止まる。なにかおかしくないか?瞬きほどの逡巡。あれ?今エレベーター、速かったような?そんなはずないのに。
再び箱に乗り込む。違和感を解消するために。一階を押す。ヒマだから。さっきまでは意味もなく焦っていたのに。この手の自己矛盾にはもう飽き飽きだ。
やはり速さに違和感はない。しかし自分以外の速さの認識すら、今の自分に欠如していたことを認識する。世界が色を取り戻し始める。月並みな表現だ、と思う。
~遅れて挨拶~
どうも起業家シミズです。ここしばらくヌケガラのようになっていて、練習に行けていませんでした。今は自分を取り戻して、社会復帰に励んでいます。ご心配をおかけしました。
ちょうどヌケガラから元に戻るタイミングの前後で友人から、先輩が会社やってると紹介され、プログラムを書くなどの仕事を任せてもらえるということで気合を入れなおしていたのですが、部の同期や先輩を「あいつついに道を踏み外したな」と誤解させ、余計な心配をかけてしまいました。なので起業家というみっともない肩書を背負うことになりました。これからよろしくお願いいたします。練習にも早く復帰します。
上のエレベーターの文章は、誰の話なのでしょうね?一般的な若者の悩みと、未来の成長、希望などを含意してみたつもりです。
~受験生に謎のマウント~
最後に、シーズンということで。受験生たちよ。大学がすべてじゃないですよ。受験生のうちは、ここで失敗したら人生終わるとか思いがちだけど、残念ながらそんなんで終わるほど世界は単純ではない。それでも自分なりに受験勉強に意味を持たせるとすれば、普遍的な問題解決のスタイルを身に付けることだと思います。
やるべきことを把握→期限から逆算して、計画を立てる→計画を状況に応じて更新しながら努力を継続する→本番で成果を挙げる
自分なりの解決スタイルの構築さえできれば、最後の成果は別に必須ではありません。まあ、今はわからなくていいです。そんな受験生キモイし。ではまた次回。Stay Tuned!
~柔道部紹介〜
北海道大学を含む旧七帝大柔道部では寝技に重点を置いた柔道をしています(立ち技もばっちり活かせます!)。
週6日活動しており、出稽古も大歓迎です!ぜひご参加ください。
もちろん未経験でも大歓迎!大学から未経験で始めた人もたくさんいます。
新入部員、マネージャー志望どちらも大募集しています!
是非一度、道場に来てみてください!
練習日程の詳細はブログの今週の予定の記事(毎週日曜更新)、Facebookをご参照ください。 Instagramも始めました!!
練習場所:北大札幌キャンパス北18条門すぐ武道場2階西側