いつもココロに太陽を!

~ Me Hana O Ka La I Ka Pu'uwai ~

ぬかにしん(北海道産)

2013-02-23 | クッキング
今日の夕飯は、またしてもお魚   

ぬかにくるまったにしん。
漢字で書くと、糠に包まった鰊。

こんなの初めて見た。



パック売りされていたその不思議な物体。
「わ~!安い!5尾で198円だって~。なにこれ?」

スーパーでの私の大きな声にカゴを持ったおっちゃんも寄って来た。

「ねえ、これ何だろう?ぬかにしんって何?」
まずオットに聞いて、次に
「これ、何ですか?糠漬けのにしん?」
おっちゃんにも聞いてみた。

おっちゃんも興味ありげに手に取っているが、首をかしげている。

「すいませーーーん。これって、発酵してるんですか?塩味ついてるんですか?ぬかの風味するんですか?」
今度はあっちでお魚を並べてるスーパーのお兄さんに立て続けに3問ぶつけてみた。

わたしの後ろにはまだおっちゃん、にしんを手にお兄さんの回答を待っている。

「これね、発酵はしてませんね。塩味はほんの少ししますけど、ぬかの香りってほどじゃないと思いますよ。要は日持ちさせるためなんですよね」

「どうやって食べたらいいんですか?ぬかは?洗うの?はたくの?焼いていいの?」

「はい、洗って、焼いて食べてください」

私は振り向いて、「だそうです^^」


かくして、1パック198円の「ぬかにしん」はおっちゃんと私のカゴに納まった。

保存用か~。
ホントだ。
鮮魚なのに一週間も大丈夫になってる。
2月28日まで大丈夫だって。

今夜2尾焼いてみた。
(今日は頭の向きを正しく置けた



にしんといえばかなり大きな魚だけれど、これは丸々太ったいわしサイズだ。
私はにしんも大好き。
小骨が多いけどねー。
小さい頃、昆布巻きのにしんだけ抜いて食べて、よく怒られたよなー。
身欠きにしんおいしいよねー。
香りがいいもんねー。

ふんわり焼きあがったにしんは、確かにぬかの香りはしませんでした。
そして、塩味はけっこう強い。
(お兄さん、けっこうしょっぱいよ)

そっか。
お塩をすり込む代わりに、塩のきいたぬかをフワッとまとわせてるんだね。

ふーん。面白い。
そして、にしんの香りがおいしかった。

おっちゃんは何人家族かな?
おっちゃんも今夜あたり、食べてるかな?

  

一日一ほめ

2013-02-23 | Weblog
会社の別フロアーにいる ポコちゃん。

4年前ぐらいに採用されて入ってきた男性で、たぶん苗字はあるんだろうけど(笑)
覚える気がないから私の中では「ポコちゃん」。

今朝、出社したときにエレベーターですれ違った。

彼が1階で降りる、すれ違いで私が乗る。
周りに誰もいない。

私「(あ、ポコちゃんだ) おはようございます^^」
ポコ「わ 情熱的な赤ですね!」
私「あは…エヘヘ…」

今日の私は、ブルーデニムに真っ赤なマント型コートを着ていた。

お昼時。
ポコちゃんと同じの階のあきちゃんに
「今朝ポコちゃんに、情熱的なコートですねって言われちゃった」

あき「そうなんだよ。私にも、素敵なネックレスですね。とか、暖かそうなマフラーですね…とか言うの」
私 「ね。何なんだろ?」
あき「なんかね、女性を見たらほめようと心掛けているみたい」
私 「へー。そりゃ立派だけど、なかなかいないからちょっと…ね。面白いね」

ポコちゃんはエレベーターボタンを押す私を見て
マニキュアきれいですねー。と言ったこともあるし
ハイヒールが颯爽としてますね。と言ったこともある。

もちろん悪い気はしないけど、別にいい気もしない(笑)

なんなんだろう?

あき「ちょっと引くよね

そうなの。
本心を言うと、ちょっと引く(笑)

そんなポコちゃんは、髪の毛も短く清潔で
育ちの良さそうなお坊っちゃんタイプだ。
そして独身。

がんばれ ポコちゃん
私のようなひねくれたやつをほめなくてもいいから
素直に喜んでくれるお嬢さんを見つけて
ほめ倒して幸せになってほしい。

お弁当を頬張りながら私が
「なーんだ。私ポコちゃんに惚れられてるのかと思った」
と言ったら、
あきちゃんが引いた目で私を見つめた。

  

24歳の死

2013-02-23 | 韓国music


韓国アイドルの「A'st1」(エースタイル)のメンバーだったソン・インギュくんが亡くなりました。
胸腺ガンという病気に侵され、まだ24歳という若さでの志半ばの逝去だそうです。

正直に言うと私には、このジャケット写真を見てもどの子がインギュくんかわかりません。
日本人のトモくん(彼は左から2番目)がいたことぐらいしか知りません。
もっと正直に言うと、解散していたことも知りませんでした。

でも、「A'st1」の曲は結構好きで、ウォークマンにもミニアルバムの数曲が入っていて、
今でも時々(特にウォーキングにテンポがぴったりで)聴いていました。
「1.2.3.4 Back」という曲はなかなか耳残りが良く、ご存知の方もいるのではないでしょうか?

だから、またアルバムが出たら聴きたいな~と思っていたのだけど、
解散していたのだからそれも無理なことだったんですね。


トモくんのブログによるとインギュくんは、日本のコンビニのお弁当が大好きで、
特におかずがたくさん入ったやつ(幕の内とか?)が好きだったそうです。

病に勝って必ずまた舞台に立つんだ!と決してあきらめていなかったと書いてありました。

でも日々衰弱していく自分の体…
呼吸するのも大変になる病気だそうで、どれだけつらかったことだろうと考えます。

彼は「A'st1」の中でラップ担当だったそうですので、今夜、気にしながら聴いてみようと思います。

ソン・インギュくんのご冥福をお祈りいたします。

    

それにしても、ネットでは
「だれ?こいつ」「報告いらねーし」などのコメントがたくさん上がっています。
「日本人の死をお祝いしたんだからこっちだってお祝いするよ」

悲しいなぁ。
もちろん、そうじゃない人のコメントもたくさんありますよ。
「あなたの心が寂しいですね」と、ファンでもない方でも言っています。

領土問題があるから、
韓国人だから、日本人だから、
アイドルだから、庶民だから、
ファンだから、ファンじゃないから…

そうじゃなくて、人間だから。
地球上に存在する小さな人間として、誰が何と言ったって、こういう死は悲しいと思える人でありたいし、
プラスすれば、やはりこの若さは気の毒だったとしか言いようがありません。

いつか、日本と韓国がもっと仲良くなれるようにと、
日・韓・中から成るこのグループにいたのなら彼は思っていたのではないでしょうか?

天に唾を吐けば自分に落ちてくるように、
他人に向けた矢は自分に戻ってくるように、
かつてお祝いした人にも、今回お祝いしようと思っている人にも
「因果応報」があると思います。

私は日本人に生まれて良かったととても思っているけれど、
地球上のどこに生まれ落ちるかなんて、本当に奇跡みたいなもんです。
たまたま生まれ落ちた先の「所属先」で良くも悪くも生きて行かなくちゃなりません。

日本人に生まれて幸せだと思えるなら、
その心の余裕で、気の毒な人を見つめられるようになりたいと思います。