ゴミ拾いに挑戦してて、休み中だったけど再開しました

いつの間にか浜がゴミの山に。自分自身の健康のためにもゴミ拾いを始めました。引っ越し先から戻ってきてゴミ拾い再開しました。

汚泥資源化センター

2011-11-22 20:32:09 | 工場見学
私は田舎に長く住んでいたので下水道というものについてよくは知りませんでした。
田舎では水洗トイレは浄化槽につながっていました。
その浄化槽で汚水をきれいにしてから流していました。
浄化槽は一年に一回くらいバキュームカーが来て汲み取りをしていました。
経費としては年一回の汲み取り料と年四回の点検料がかかりました。

※私の徳島の家は20年以上前に建てられたので合併浄化槽ではありません。
また、下水処理場もありません。
考えると怖いものがありますが、下水は直で海に流されています。


ここ川崎市では上下水道が完備されています。
上水料とほぼ同額の下水料がかかります。
高いなぁ~~と思っていました。
使った水の分だけ水を綺麗にするお金がかかるのだなと思っていました。
しかし、それだけでなく、上下水道代には、し尿処理代も含まれているのですね。
トイレで流した水がそのまま下水に流れて行き、下水処理場で処理され
そこで出た汚泥がさらに汚泥資源化センターで処理されているのですね。?

田舎だと自宅で合併浄化槽で行っている事が、都会では下水処理場と汚泥処理場で
行政サービスとして行われているのですね。
凄いな~~~と思います。




川崎市の市民企画講座で色んな工場や施設などに見学に行っています。
今回は横浜市の北部汚泥資源化センターに見学に行ってきました。



このでっかい卵みたいなものが、消化タンクと呼ばれるものです。
濃縮された汚泥を攪拌しています。
ここで汚泥の中の有機物を分解して汚泥を減量させます。
このタンクで発生した消化ガスを使って発電設備で発電も行われています。





消化タンクの中がどうなっているのか見られる模型です。
卵型が一番かくはんに適した形なのだそうです。
底の方は埋められていて安定されています。




消化タンクで減量された汚泥は脱水し乾燥機にかけられてから焼却されます。


よく分からなかったけど、多分焼却炉




水色の丸いものが汚泥濃縮漕
その向こうに見える白い丸いタンクは消化ガス貯留施設です。





この汚泥資源化センターの隣にあるのが
北部第二水再生センターです。
「水再生センター」と言うのは新しい名称で昔は「下水処理場」でした。
平成17年度に下水処理場から改名したのだそうです。
名称が変わっただけだけど・・・何となくクリーンなイメージが・・。


ところで、ウィキペディアによると
都道府県ごとの下水道普及率が東京都や神奈川県で95%以上であるのに対し、和歌山県と徳島県は10%台であるとの事。
徳島県では下水道よりも合併浄化槽による汚水の浄化の方が進んでいる様ですが
それを合わせての水汚水処理人口普及率でも徳島県は43%だそうです。
田舎の方が汚水を垂れ流しているのですね、ショック。