10月19日(火)
10月から生涯学習の講座に行く事にしました。
月2回ほど、1時間半の講座があります。
この日は、野外学習でバスで富士山5合目と大室山の麓の富士風穴に行きました。
何の期待もしていなかったのですが、富士山五合目付近は紅葉が美しかったです。
五合目駐車場付近のナナカマド
しかし、お天気が悪く雲っていましたので、美しい富士山の姿は見る事はついにできませんでした。
真夏でも涼しかった富士山5合目ですが、この日は曇りと言うこともあり
予想していたよりも寒くて、手の先が冷たくなりました。
手袋を持って行けば良かったと思いました。
富士山5合目の紅葉
小御嶽神社付近が大昔の小御嶽火山の山頂だった事を初めて知りました。
新富士火山ができて小御嶽火山が新富士火山の下に埋まってしまったのですね。
小御嶽神社の裏側の斜面の辺りが辛うじて新富士火山の溶岩に埋まらなかった所だそうです。
その後、奥庭に向かいました。
奥庭には一度行ってみたいと思っていました。
残念ながら、コケモモの実はあまり残っていませんでした。
一週間前はコケモモの実でいっぱいだったそうです。
奥庭から富士山が見られたら良かったのですが、スッポリと雲に隠れてしまって
一度もその頂上を見る事はできず、稜線しかみられませんでした。
奥庭を散策した後、青木が原樹海に向かいます。
富士風穴と、大室山の広葉樹林の中のブナの大木を見に行ったのです。
樹海の中は溶岩でゴツゴツしていました。
その上に針葉樹が少ない土と根を張る場所を求めて必死で生きていました。
必死で生きている木々の中に、皮肉にも人は死に場所を求めて入っていくのですね。
道を外れて森の中に入って行くと道に戻れなくなりそうです。
今回、講座の野外学習と言うことで先生の案内の下、大勢で来ていますが
一人や二人では怖くて来れないなぁ~と思いました。
富士風穴と大室山広葉樹林
樹海の中を進むと、今までの風景とはガラッと変わる所に出ました。
富士山の溶岩がそこで止まっているのです。
大室山を迂回して溶岩が流れたので、そこからは、それまでの様なゴツゴツした硬い溶岩の地面ではなく、ふっくらとした腐葉土の感触でした。
そして、それまでの針葉樹林に替わって広葉樹林になっていました。
大きなヤマブドウの木やブナやイヌブナ、カツラなどの木がありました。
そこらへん一帯だけが人の入っていない広葉樹林になっているのだそうです。
大きなブナの木を見てから、来た道を引き返しました。
このブナの木は白神山地のマザーツリーと同じくらいの樹齢だそうです。
白神山地でマザーツリーを見るコースには行けなかったので残念だったのですが
こんな所でそれと同じくらいの木にお目にかかれるとは思ってもみませんでした。
自分ひとりでは来られない所に連れて行ってもらえて嬉しかったです。
講座に申し込んだ甲斐がありました。