まずは事実をつぶやきます。個人的な意見と対策、次節以降については別途つぶやきます。
横浜FCのメンバーについて
- ゲームキャプテンはボランチの三田
- 長谷川前主将が今季初スタメン、井上がベンチ、長谷川が黒髪になってイメチェン
- オウンゴールの和田がベンチ外で左サイドバックはハシケン
- これまでスタメンだった近藤がベンチ外、右ウイングはこれまでベンチ外だった山根
- 前節湘南戦で負傷し、長期離脱となったガブリエウがベンチ外
- 左センターバックに岩武
- キーパーのスタメンは引き続き永井
以上のとおり、かなりの変更がありました。ここまでのドラスティックな変更は想定外でした。
横浜FCとアントラーズとの決定機な違いはポジショニング。アントラーズは距離感が良く数的優位を作る場面が多かった。前半3分ぐらいですら坂本のスペースが無かった。
アントラーズのFKキッカーは樋口。鈴木と知念の動きが変幻自在で横浜のマークがずれていた。アントラーズの最終ラインは高かった。
試合中の各ポイントについて以下のとおり
前半の横浜はパスミスがあった。3,5,7分。特に7分の小川航基の左サイドへの展開が大きなミスでチャンスを逃した。結果的にこれでリズムが悪くなる。
8分:アントラーズが藤井のゴールで先制。セカンドボールを拾えずにハシケンと岩武が何もできなかった。
17分:ハシケンのサイドチェンジが大きく外れて山根に繋がらず。
19分:コンパクトなアントラーズの陣形に数的不利でボールを失う。
20分:ンドカの長谷川への縦パスが繋がりアタッキングサードにボールが入る。
21分:その後、スローイングから長谷川が山根へスルーパス。安西の裏へのスペースを山根が抜け出しPKをゲット。
23分:小川航基のPKで同点。キーパーと駆け引きし細かいステップからシュート。
25分:中村拓海、山根と繋ぎ中央の長谷川がボールキープするも、パスを受けた三田のループパスが坂本と長谷川に合わず。
25分:坂本のパスがカットされPA外付近の鈴木に繋がってしまう。
26分:左サイドのクロスが流れたところで右ウイングの山根がシュートするも枠外。これは橋本(ハシケン)のオフサイド。
27分:アントラーズのロングボールが鈴木に入るも、ユーリララがボールを奪取。その後、小川航基へロングボールを配球するもズレる。良い守備だけに勿体なかった。
28分:横浜FCのボール支配率は56%。最初は圧倒的にアントラーズペースだったが、何とか盛り返している展開。しかし、シュートはPKの1本のみ。
28分:坂本が左サイドから抜け出すもシュートを打てず。このプレーは良かった。
29分:三田が右サイドに流れてクロスを上げるも相手がクリア。コーナーキックとなる。CKからンドカがシュートを放つもクロスバーに当たる。
31分:アントラーズのロングボールをハシケンが保持するも藤井にボールを奪われる。その後、知念のシュートは枠外。
32分:アンカーの佐野が左サイドからチャンスメイク。中村拓海の裏を狙っているように見えた。
33分:ンドカの縦パスを佐野がカットし、そのまま中村拓海のポジション側である左サイド(横浜FC視点だと右サイド)へ侵入。クロスが大きくそれるも佐野が好プレーを連発。
35分:ハシケンが永井にバックパス。鈴木らのプレッシャーに負け永井がボールを左サイドへクリアする形となる。
36分:アントラーズ樋口のフライパスをそのまま鈴木がPA外付近のハシケンと三田の中間位置あたりでおさめる。しかし、ンドカがクリア。
36分:植田のフライパスを知念がハシケンと岩武の中間位置で受けそのままPA内へ侵入。岩武を振り切り、永井の目の前から鈴木へプレゼントパス。ンドカが後方からタックルするもそのまま横浜FCゴールに吸い込む。公式記録は二転三転し、鈴木のゴールになったようだ。ハシケンの裏を狙われ、岩武がチャージしない2つのミスがあった。この時間でゴールする鹿島アントラーズの試合巧者ぶりが際だった。
40分:鈴木のプレッシャーに永井のキックが右にそれ、ンドカが知念にボールを奪われる。知念のシュートは枠外。中村拓海の位置が高すぎてカバーのしようがないが、永井のキックには良し悪しがあり評価が難しい。
41-42分:中村拓海が中央へ絞りカバーリング。そのまま中村拓海が左中央で相手を剥がしてゲームメイク。坂本の折り返しは相手がクリア。
48分:三田のコーナーキックをキーパーがキャッチして前半終了。
前半の感想:
アントラーズはハシケンが攻撃的で高い位置を取ることを研究したり、警戒してなかったと思う。ゲーム中に感じとって臨機応変に対応した1点目と2点目というゴールだった。鈴木と知念らの経験が勝った結果だと受け止めている。
後半開始、45分:横浜FCは坂本アウト、カプリーニイン。カプリーニが右ウイング、山根が左ウイング。鹿島アントラーズは鈴木-知念のツートップ。インサイドハーフの樋口が右ウイング。
46分:アントラーズ藤井が左サイドからカウンターもンドカがブロック。
46分:PA内の混戦でンドカがボールをおさめられず、知念のシュートはクロスバー。
48分:横浜FCが素早くボールが繋ぎ、三田から山根へ左サイドからボールを出すも、山根のクロスは枠外。
49分:後方からボールを奪った佐野が数人を剥がし前線の鈴木へボールを出す。その佐野が右サイドを深く抉りクロスを上げるも中村拓海がクリア。
51分:岩武が身体を張って鈴木からボールを奪う。
52分:佐野のサイドチェンジが藤井に繋がる。左サイドバックの安西がPA内へ侵入して数的優位になるも、藤井がそのままシュートを放つがンドカがシュートブロックする。
55分:藤井のゴールと思われたが、その前に右サイド裏にいた樋口がオフサイド。
59分:横浜が左サイドでボールを保持し、三田がPA内へ侵入するもフィニッシュできず。三田のシミュレーションではなかったと思う。鈴木が三田に対して心理戦を挑んでいた。
60分:アントラーズ樋口がPA内でオフサイド。
61分:山根アウト、山下イン。山下が右ウイング、カプリーニが左ウイング。
64分:左サイドに流れた佐野の折り返しをピトゥカがシュートするも枠外。
66分-67分:右サイドから攻め込むもボール奪われ、中村拓海の裏を藤井が攻め込むも岩武がクリア。最後はユーリがファウルを貰い横浜FCボールになる。
68分:岩武のクリアを佐野が奪いワンツーから右サイドからPAへ侵入し切り返してからのシュートを放つも枠外。ハシケンと中村拓海の裏が狙われており、センターバックの岩武とンドカのカバーリング範囲が広すぎる状態である。
70分:ユーリにイエローカード。アドバンテージを取っていたためイエローカードが遅れた模様。
71分:ユーリ、ハシケンアウト、井上、林イン。
74分:左サイドバックの林が基点となり、小川航基からのパスを長谷川がシュートを放つも、植田がシュートブロック。ノートラップでシュートしていたらゴールだったかもしれない。
75分:左サイドに流れた長谷川のクロスを小川航基がヘディングするも、キーパーが大きくはじく。
83分:長谷川アウト、伊藤翔イン。
84分:岩武が鈴木を倒してイエローカード。
86分:岩武が後方からアントラーズ攻撃陣を剥がしてボールを配球、山下の縦パスは繋がらず。
88分:ピトゥカのシュートはゴールポスト。
89分:アントラーズがカウンターになって攻め込む土居のクロスを岩武がクリア。
91分:横浜FCが波状攻撃、林のシュートは枠外。
95分:途中出場のカイキのシュートがポストに当たり、それがキーパー永井に当たってゴール。最終ラインは中村拓海を除く3名だった。同点を狙っていたので仕方がない部分があるが、これ以外にも数的不利になる傾向が顕著になった。キーパーの永井が何もしなければ失点にならなかっただけに運も無かった。
100分:試合終了。横浜FCが1-3で敗北。
全体の感想:
横浜FCは特に細かいパスミスが多かったかな。ボール保持にこだわらない変幻自在の鹿島アントラーズが良かったが、それより、横浜FCは選手たちが力を出せていない印象が強かったね。
センターバックのンドカと岩武の走行距離が10kmという事実。センターバックのカバーする距離が長くて負担が大きかった。守備はかなり揺さぶられていたね。横浜FCの両サイドバックの裏を取られる傾向が多くあり、そこをボランチのカバーが足りないのと、両ウイングが上下に躍動できずに、前線の小川航基と孤立させてしまった原因を作ったと思う。実質1-5ぐらいのスコアかなと。2失点差で済んだと前向きに捉えたいね。
次回は以上を踏まえて、サポーターやネット住民の声を拾いながら、今後の対策についてつぶやきたいと思います。