先日、JR東日本と東海から、「ムーンライトながら」の運転を終了する、と発表があった。それも春の臨時列車の発表の最後に「臨時列車の快速「ムーンライトながら」につきましては、お客さまの行動様式の変化により列車の使命が薄れてきたことに加え、使用している車両の老朽化に伴い、運転を終了いたします。」と書かれているだけ。
去年は春休みに運行された後は、コロナ禍で夏休みや年末年始も運行を取りやめていたのだったので去年の春が最終列車となった。最近はモハ185系で運転されていたので、車両の引退とコロナ禍に合わせて、ということのようだ。
「ながら」といえば、全身の東海道線大垣行夜行に初めて乗ったのが高校1年の夏休み。終業式を終えて夕方の東京駅14番線に並びに行ったっけ。もう40年以上前になる。このときはモハ153系。グリーン車には結局乗れなかった。その後も学生時代にも何回か乗ったな。モハ165系だったような。
会社に入ると出張で最終の新幹線に間に合わなかったりしたときにも乗ったり、乗り過ごしのときにこっそり乗ったりもしたっけ。このときはモハ373系でこれは安泰だと思ったのだが…。
これで東海道線、というよりJRの夜行列車はサンライズ出雲・サンライズ瀬戸だけになってしまった。もちろん、クルーズトレインはあるが、手なぞ出せるわけもなく。これも時代の移り変わりと諦めることになるのだろうか。