本日は、先般6月12日の「【ここがうちの売り!】特徴別スキー場分類」のご紹介に続きまして、今回はコブ斜面を特徴別に分け、その特徴に属するスキー場(コース)をレポートさせていただきます。関連動画も掲載致しましたので、併せてご覧ください。
コブはコースによって形が様々あり、チャレンジのし甲斐があります。気が早いですが、来シーズンでのスキー場選択の参考になりましたら幸いです。
(出典:「八千穂高原スキー場」さんサイトより引用)
コブ斜面の特徴別スキー場
①練習に適したコブ : 斜度15~20度、コブの形状が規則的、それほど深くない、横ズラシスペースあり
マウントジーンズ(ホースバックストリート)、八千穂高原(バンプス8)、かたしな高原(かえでコース)、富士見パノラマ(シーダー)
特にマウントジーンズがお勧めです。斜度、コブの深さが練習にピッタリです。横にリフトが掛かり回転がよく繰り返し練習できます。ただ、近年の暖冬による雪不足でこちらのコースはオープンしていない場合がありますので、事前のチェックをお忘れなく!
マウントジーンズ(ホースバックストリート)~滑走者は自身ではございません。
②形やピッチがよいコブ : ライン状のコブでない、比較的大きい、ピッチが短くない、基礎スキーヤー向け
ノルン水上(Aコース)、ブランシュたかやま(エキスパート)、たんばら(トライアル)
特にノルン水上がお勧めです。ボーダーがあまり入らないせいかコブの形がよく滑り易いです。ただ、こちらも雪不足でオープンしていない場合があります。
③硬いコブ : アイスバーンの状態が多い
ハンターマウンテン(F.D.R)、川場(無名峰ダウンヒル)
特にハンターマウンテンはカチカチで氷山のようです。こちらで滑ると上手く滑れず落ち込み、名誉挽回のために翌日ノルン水上に行ってしまったりします。
ハンターマウンテン(F.D.R)~さすがです。腕の使い方がとても参考になります。この方は技術選決勝級です。
④不規則なコブ : ラインが不規則
尾瀬岩鞍(ぶなの木)、ガーラ湯沢(スーパースワン)、NASPAスキーガーデン(Cコース)、丸沼(シルバー)
尾瀬岩鞍に限らず不規則なコブはリズムがとり難いため難しく、いつもへこたれます。ただ、丸沼以外のいずれのコースも斜度がキツ過ぎず緩すぎずでよいです。
⑤手強いコブ : コブが大きい、深い、やや不規則、斜度25度以上
尾瀬岩鞍(リーゼン)
実力通りの滑りが出てしまいますが、チャレンジのし甲斐があります。下部は程よい斜度です。ここを思い通りに滑り降りることが目標です。
尾瀬岩鞍(リーゼン)~ターンの使い分けが素晴らしいです。
⑥いつもあるコブ : いつ行っても大抵あります。(助かります!)
→神立(レグルス)
いつ行ってもコブがあるので、助かります。斜度はそれ程ではありませんが、ラインが何本もあります。それ程硬くもありません、いつもコブマニアが多く滑っております。
コブ斜面は、ハイシーズン中はごAM10時半以降に多少バーンが緩み滑り易くなります。また、4月以降は気温が上がり、朝一以降は練習し易くなります。
コブ斜面を気持ちよく滑り降りるには、技術はもちろん不可欠ですが、慣れや度胸も重要な要素です。来シーズン以降は尾瀬岩鞍リーゼンコースの制覇を目標に頑張ります。
コブ斜(略す必要もありませんが、コブ斜面)のスキー場といえば、先輩に無理やり連れていかれた「八海山」と迷い込んだ「八方尾根」のコブ斜が悪夢のようによみがえります。
コブ斜は、深く溝が掘られ、山みたいに育てられ、短いリズムで滑るコブやアイスバーンのコブも交じっていて、無慈悲な世界。私は、縦・横に何回も転倒し、板やストックはふっとび、胸・肘・尻を強打。命の危険を感じながら、なんとか下りたことを思い出します。
コブ斜を滑るには、技術よりも、先ずは怪我に負けない強靭な肉体が必要かもしれませんね。