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日経平均、年末2万7000円を超えられるか

2020年12月27日 | 捕らぬ狸の経済


 12月25日
 日経平均 2万6656.61円(-11.74円)
 TOPIX 1778.41(+4.14)
 出来高 6億9480万株
 長期金利(新発10年国債) 0.015%(変わらず)
 1ドル=103.40円(0.16円高)


12月21日 2万6714円  10億4210万株 2兆0153億円
12月22日 2万6436円  10億7265万株 2兆0319億円
12月23日 2万6524円  9億9101万株 1兆8106億円
12月24日 2万6668円  8億7840万株 1兆6122億円
12月25日 2万6656円  6億9480万株 1兆2547億円


■株探ニュース 2020.12.26
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今週の【早わかり株式市況】小反落、ワクチン普及期待もコロナ変異種の感染拡大警戒

今週の相場ポイント

1.日経平均は2週ぶりに下落、英国での新型コロナ変異種の感染拡大を警戒
2.ワクチン普及期待が相場支えるが、2万6000円台後半は売り圧力強い
3.週前半は欧州株急落の影響受けリスク回避売りも、その後は切り返す展開
4.米ファイザーがワクチン追加供給で米政府と合意したことはプラス材料に
5.週末は海外投資家の参戦なく超閑散のなか狭いゾーンでのもみ合いに終始


週間 市場概況

今週の東京株式市場は日経平均株価が前週末比106円安(0.40%)安の2万6656円と2週ぶりに下落した。

今週の東京市場は、新型コロナウイルスが世界的に感染拡大が続くなかで接種が始まったワクチンの普及期待から日経平均の2万7000円台乗せが期待されたが、英国で変異種の感染が広がっていることが新たな懸念材料となった。
国内で新規感染者が過去最高を更新し続けていることもあって引き続き上値の重い展開となった。
2万6000円台後半で売り物に押される展開を余儀なくされた。


21日(月)は英国で新型コロナ変異種による感染が拡大しており、イタリアなど欧州でも変異種の感染が確認されたことがマーケット心理を冷やし、日経平均は小幅ながら続落。

22日(火)は前日の欧州株全面安でリスクオフムードが強まり、国内の新規感染者数の増加にも歯止めがかからないことで日経平均は一時300円を超える下げをみせる場面があった。

23日(水)は前日の欧州株がリバウンドに転じ、米国株市場ではナスダック総合指数が最高値に買われたこともあって、押し目買いが優勢に。
ただ、上値も重く日経平均の上げ幅は限定的だった。

24日(木)はワクチン普及期待に加え、英国とEUの貿易交渉が進展したことが市場のセンチメントを強気に傾け、続伸。
米製薬大手ファイザーが新型コロナワクチンを米政府に追加供給することで合意したと伝わったこともポジティブ材料視され、上昇幅は一時240円近くに達した。

25日(金)はクリスマス休暇で海外投資家の参戦が見込めず、売買代金は1兆2000億円台と超閑散商状のなか、日経平均は狭いゾーンでのもみ合いに終始した。
結局、終値は11円安とわずかに反落して今週の取引を終えた。


来週のポイント

来週は海外で休場となる市場が多く市場参加者が少ないうえ、東京市場は30日に大納会を迎える3日営業日だけの取引で材料にも乏しいことから、引き続き方向感に欠ける展開になりそうだ。

重要イベントとしては、国内では28日朝に発表される11月鉱工業生産が注目される。
海外では31日に発表される中国12月製造業PMIに注視が必要だろう。


日々の動き(12月20日~12月25日)

12月21日(月) 続落、朝高もコロナの変異種確認で買い続かず
         日経平均 26714.42(-48.97)  売買高10億4210万株 売買代金2兆0153億円

12月22日(火) 3日続落、新型コロナ感染拡大への警戒で売り優勢
         日経平均 26436.39(-278.03)  売買高10億7265万株 売買代金2兆0319億円


12月23日(水) 4日ぶり反発、ワクチン普及期待から買いが優勢
         日経平均 26524.79(+88.40)  売買高9億9101万株 売買代金1兆8106億円

12月24日(木) 続伸、薄商いのなか景気敏感株が買われる
         日経平均 26668.35(+143.56)  売買高8億7840万株 売買代金1兆6122億円


12月25日(金) 3日ぶり反落、市場参加者少なく方向感に乏しい展開
         日経平均 26656.61(-11.74)  売買高6億9480万株 売買代金1兆2547億円


セクター・トレンド

(1)全33業種中、22業種が下落
(2)ソフトバンクGなど情報・通信が値下がり率トップ
(3)輸出株は日産自などど自動車、日立など電機は安いが島津など精密機器は高い
(4)内需株は三井不など不動産、楽天などサービスが下落もキッコマンなど食品、
  イオンなど小売りは上昇
(5)大和など証券、オリックスなどその他金融といった金融株はさえない
(6)住友電など非鉄、郵船など海運といった景気敏感株の一角は堅調
(7)三菱倉など倉庫・運輸が値上がり率トップ


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数上位5テーマ)

1(1) 水素
2(3) 全固体電池 FDKが生産開始で注目度高まる
3(8) 2020年のIPO
4(2) 電気自動車(EV) EVの課題解決に秘策あり!モビリティ最前線を走る「ワイヤレス給電」関連株
5(5) デジタルトランスフォーメーション(DX) 高度なIT人材に焦点
※カッコは前週の順位

株探ニュース(minkabu PRESS)



■モーニングスター 2020.12.26
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株式週間展望=閑散相場にのぞく底堅さ/新型コロナや米政局を市場達観、年初は新資金に期待も

年終盤の東京株式市場は海外勢のクリスマス休暇入りに伴い商いが閑散となっている。
ただ、相場は新型コロナウイルスや米国の政局をめぐる懸念材料にも一定の抵抗力を示す。
年末年始の来週(28~30日)、再来週(来年1月4~8日)は外部環境に不透明感が残るものの、有力テーマに乗る銘柄を中心に新規の資金も流入しそうだ。


今週は前半にバランスを失ったものの、後半はじわりと持ち直した。
一時割り込んだ5日移動平均線と25日線もすぐに奪回し、一目均衡表(日足)の転換線を上回る状態で締めくくった(終値2万6656円、前週末比106円安)。

一方、東証1部の売買代金は25日まで3日連続で2兆円に届かなかった。
エネルギーの乏しさから上値を積極的に追う動きが目立たず、環境関連の材料株物色にも食傷気味の感が否めない。
また、個人の資金がIPO(新規上場)銘柄に傾いたことも、全般として決め手を欠いた一因だ。

しかし、改めて底堅さが示されたととらえることもできる。
新型コロナの「変異種」出現は、世界同時株安につながりかねない不安要素。
日本国内に関しても感染者の増加基調が続いている。
米国ではトランプ大統領が追加経済対策案に署名しない考えをちらつかせるなど、場合によっては日経平均がより大きく調整してもおかしくない状況だった。

それでもマーケットが動じていないのは神経がまひしているからではなく、むしろ冷静に局面を見極めていることの表れだ。
確かに変異種は驚異だが、ワクチンについて米ファイザーと共同開発をした独ビオンテックや、米モデルナは効力に自信を示している。
また、米国の新型コロナの陽性率にピークアウトの兆しが出ていることも、投資家は見逃していない。

もちろん、市場心理は刻一刻と変化する。
このため、ちょっとした弾みでリスクに敏感になる可能性を念頭に置く必要がある。
とはいえ、基本的にはコロナ後を視野に入れたスタンスを維持したい。
年初には、傾向的にニューマネーも入りやすい。

年末年始を挟んだ日経平均のレンジは2万6000~2万7300円と予想する。  (市場動向取材班)


提供:モーニングスター社


グーグルの新型コロナ予測、傾向を注視している。
政界人の危機意識のなさには、驚かされるとともに怒りを感じる。
ぼくは、自粛の毎日で年を越す。

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