鳥取県議会人口減少社会問題調査特別委員会、人口減少社会強靱化部会で、県内調査(東部)に伺いました。
委員のおられる地域の人口減少している集落の話を聞かせていただきました。まずは、岩美町の鳥越集落の皆さんに集まっていただき、生活をされる上での思いを話していただきました。公共交通としては、タクシー助成があり、片道500円で病院や買い物にも行けるということで、ありがたいと言われていました。買い物は、移動販売車が週2回来てくれ、食材も揃っておられるということで、支援が行き届いている印象でした。獣害は、酷くて畑を柵で囲っても入られ、せっかくの野菜も鹿や猪にやられるのをなんとかしてほしいなどの意見を聞かせていただきました。新しい知見としては、移住者の受け入れで、集落の共有財産の一員にするか、別にするかの問題もあったり、共有財産の名義がどうなっていて、相続登記の時に、どうしていくべきかの考えを集落としてきちんとしていないと人口減少が進んだ時に大変なことになるということが明らかになりました。
午後の国府町木原では、2世帯2名が住まわれ、水道は集落で運営してきたが限界がきていること。同じく共有財産の後継の件もあり、関係者の住み続けられるという心が折れないことが重要だと言われました。
最後に、若桜町の池田地区の現状を聞かせていただきました。公共交通の新しい取り組みが進んでいたこと、集落支援員の導入で見えてきたことなどを聞かせていただき、より現状が分かりました。仕事をリタイヤして、Uターンされてきた方がリーダーとなって動いてくれていることが地域にとって支えとなっていることも聞けて、ここでも地域を大切に思う心ということが重要だと言われて、考えさせられました。
住みたい所に住み続けられる環境づくり、また、心情も含めた人づくりが重要だと思いました。また、西部,中部の状況も伺いたいと思います。