Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

お祝いの言葉

2022-04-08 | 水圏環境教育

新入生の皆様へ 

ご入学おめでとうございます。コロナ禍の,大変な時期を乗り越えて晴れて

大学への入学となりましたこと,ひとしおの喜びかと思います。

海に囲まれた島国にすむ私たちは,海とは切っても切れない関係にあります。

そして,急峻な山々から流れ出る清冽な水は人々のみならずあらゆる生物の営みを

支えています。

このことは,はるか数万年前,アフリカから日本にたどり着いた人類が,風土を活

かして日本固有の文化を構築し,今の私たちに伝えています。

自然と人間との共存のあり方を示す「里山」,「里海」(人が手を加えることによ

って生物多様性が高まった状態)という言葉は,島国の特徴を表しているものでしょう。

 

今から1000年以上前に詠まれた歌をご紹介します。(万葉集919)

 

「神亀元年甲子冬10月5日,紀の国に幸(いでま)す時に山部宿禰(すくね)赤人の作る歌」

                                 山部赤人

若の浦に

    潮満ち来れば

       潟をなみ

 葦辺をさして

    鶴鳴き渡る

 

未来を担う「持続可能な社会の創り手」として,これからのご活躍を期待しております。



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。